昨年3月31日に、虹の橋を渡ったおじいちゃんネコ。
町のペット・ショップ閉店のため、叩き売りされてた3匹の中にリンはいた。売れなかったらこの子たちは、どーなるんだろう。
リンたちはスコティッシュ。
立ち耳で血統書はついてない。
ここにいるネコたちが生きていけるのか、人間の都合で。どーにかなるのか。
店員に尋ねる勇気はないけど、胸が、ドキドキしていた。
私は当時賃貸マンションに住んでて飼うのは難しい。
でも、閉店日まで、毎日眺めに通った。
閉店前4日。
一匹でも救いたい(ごめんね、ほかの2匹)。
一番ブサクイで、かわいいこのネコを購入した。
生後3ヶ月。
既にドライフードを食べていたリン。
リンを我が家に迎え、それから1ヶ月以内に古い一戸建てを購入。
柱も畳も、どこでもガリガリして困らない環境を作った。
食べることが大好きだった。
飼い主が『ちょうだいは?』と話しかけると
少し考えて、お手をしてくれた。
のんびり屋。
他人に無関心。
ハーネスつけての散歩も大好きだった。
ネコの散歩は、寄り道が多いうえに、途中で休憩とばかりに座り込み昼寝をはじめることもあった。
異常な量の水分摂取
大量のおしっこ
1週間変えなくてよいシステムトイレのシーツを毎日交換していた。
腎臓が悪くなっていたのだ。
それでも元気に食べ続けていた。
なくなる前の数ヶ月。
なんどか動かなくなったり食べれなくなり、少しずつ痩せてきた。
そして亡くなるまでの1週間の間に水も飲めなくなり、一口の、食べ物も食べられなくなった。
立ち上がれずまばたきしない瞳だけが、私を見つめてくれていた。
3月31日の早朝になくなった。
前日の夕方、一生懸命頭を上げて、
何度も私になでなでしてーって
挨拶してくれた。
チビネコ(しらたま)は、気に入らないけど、
仕方ないからお空から面倒みてやるよ!
なくなる瞬間までネコの、人生を楽しんでいたリン。
リンを思い出して、
私も辛いこと、絶望的なことあっても
生きる楽しさを忘れないでいたい。
そう学んだ。
りんちゃん、ありがとう!