水平線を探して
何処までも 何処までも
水平線を探して歩こうよ
愛する故郷の、面影を道標に
小さな生命の、健気な儚い愛しさよ
キラキラ輝く川のせせらぎに、耳を傾けて
青い蒼、海の色に瞳を潤めて
拙い虫のささやきが、奏でるメロディ
忘れないよ、小さな花の事、名も無き花の事
優しく風が、君の頬を拭ってくれる
大丈夫だよと、微笑んでくれる
神様の清らかな眼差しが、君を優しく包んでくれる
何処までも 何処までも
水平線を訪ねて歩こうよ
愛する日本の抒情歌の、風景を便りに
幼な子が笑う、ありふれた日々の愛しさよ
かぼそく光る、一番小さな星が見える様に
赤い紅、夕日の空に涙を委ねて
折れて濡れた、鳥の翼を羽ばたかせて
忘れないよ、ひっそりと咲いていた、誰も知らない花の事
微かな木漏れ日が、君の肩をそっと温めてくれる
心配ないよと、微笑んでくれる
神様の眩い光が、君を優しく抱いてくれる