実はこの「院内町」には随分昔訪れた事があり、当時と余り変わった様子もなく、とてもこじんまりとした小さな町だ。
因みに「石橋の町」としても有名で、石橋造り職人を多く輩出している。また町内に現存する石橋のその数、75基はおそらく日本一の数だと思う。
パンフレットには、これらの石橋は、江戸時代末期から昭和初期にわたって架けられ、一番古い橋で文久3年(1863年)から一番新しい橋が昭和32年(1957年)と記されている。
勿論、75基全てが何時の時代の建造かは判りません。中には江戸末期や明治初期そして、不詳という具合に紹介されているものもあります。院内に「石造アーチ型」が多いのは、幾つもの深い谷に集落が点在するという地形上の理由と、川が激流で「木造」では簡単に流されてしまう為に「石造り」が求められたという背景があるそうです。
石橋上の真ん中で足を止め、下を覗き込み、何百年と変わることのない川の流を見ていると、この風景の中の「石橋」を、遠い昔から知っていたような、何処か懐かしく温かい気持ちにさせられるから不思議だ・・
昨日の、近代技術の粋集めた「九重“夢”大吊り橋」の大きさにも驚かされたが、この石橋を造る当時の「石工技術」には、もっと驚かされる。
機械の無い時代、どうやってこの石を組んだのだろう?・・川辺に降り、橋を袂から見上げこの「匠の技」を想像すると、頭の中で色んなドラマが駆け巡り、暫し「石橋」のロマンに浸れた~^^
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