この、舗装されていない林道で良いのだろうか・・?こんな所に廃校なんてあるのだろうか・・?渓谷沿いの川(大佐川)と平行して通る地路を走りながら景観を楽しんではいるのですが・・少し不安を感じているのも正直な気持ちです~(^_^;)
去年12月初旬、H19年最後の休日は、前から訪ねてみたいと思っていた芸北の「廃校」を見に・・・(^^)~ここ芸北地方は四方を山に囲まれ、冬の積雪量は西日本随一の豪雪地帯でもあります。そんな山深い地に70年(S45)と72年(S47)に閉校した木造校舎が今も2校現存していると人に聞いていました。
地図で確認をすると、本当に山深い所で・・近くに「スキー場」も多く在りますが、場所によっては通行止めも余儀なくされるようです。そんな環境ですから、雪に閉ざされる前に訪ねてみようと思いつきました~ヾ(^^
その山深い未舗装の路肩に車を止め、深呼吸すると~空気が冷たいのでしょう・・鼻の奥がツンと痛く感じます。周りの景色は落葉したモノトーンの木々が素っ気無い表情を見せ・・耳には渓流の音に混ざり「野鳥」の鳴き声も聴こえてきます。地道に目をやると、明け方は氷点下だったのか?水溜まりには薄く氷が張り、岩肌の水は草を伝って「氷柱」に化していました(^_^)
そんな林道を暫く楽しみながら走行していると、狭い舗装道に突き当たり其処を右折し北に暫らく走ると・・在りました!
72年閉校の「芸北町立橋山小学校」~この「学び舎」が最後の卒業生を見送ったのが・・36年前です。暫らく校舎を眺めていると、この前年の「運動会」や「盆踊り」は盛り上がったのかなぁ~何て・・頭の中で想像しました~
今度は、其処から西に暫らく走ると~在りました!~70年閉校「芸北町立雄鹿原小学校空城分校」~此処はどうやら「集会場」に再利用されているらしく、とても保存状態は良かったですヾ(^^ )
これまで・・どれ位の数の「休/廃校」に遭遇しただろう?・・いつも遭遇する度に感じることですが、山の小さな集落や小さな漁村にも必ず「学び舎」は在りました。子供の居るところには「学び舎」は健在でした~そう思うと当時の国の「教育理念」に携わる『文部省(文科省)』には頭が下がる思いです。
今言われている「学校崩壊」「教育崩壊」は想像以上に腐敗しています。今からでも遅くありません~もう一度、国は世界に誇れる「教育理念」を思い出して再生していただきたいですね・・これ、心から願ってなりません~
さて、正月も明け、今週から本格的に「社会復帰」に取組まれる方も多勢居られるでしょう~ヾ(^^ )皆様~ 今年も、元気に人生謳歌しましょう!
『画像 1)冬の林道です(未舗装) 2)橋山小 3)雄鹿原空城分校 4)空城地区 右端に小さく写っているのが雄鹿原学校です』