ベルギー料理 って言ったらなんだと思いますか?
ベルギーって・・・
ビールとチョコレート・・とワッフル?
という程度の知識の私。
突如、ベルギー料理のお店で食事をすることになりました。
というのも先日、金沢の母が仕事で上京。
日本橋のビジネスホテルに宿泊したのですが
せめてご飯を一緒に、ということで
店選びを任せられた主人が探したのがこの
ベルギー料理店
Bistrot Cueillette du Bouquet (ビストロ クゥイエット デュ ブーケ)
事前の知識一切なし、で正直に言えばあまり期待はしていませんでした。
お義母さんも「油っぽいんじゃないの?」と心配していたそうです。
最近残業がまた増えていた私も、この時ばかりは早々に切り上げ
7時半過ぎに神田駅到着。
主人とお義母さんと待ち合わせてお店へ。
神田から歩くと、どんどん店の数が減っていき
え?本当にこのあたりにそんなお店があるの?
というビジネスビル立ち並ぶ一角。
しかもコンビニとビルの間の不自然な路地の奥にそのお店はありました。
店構えは落ち着いていてきれいなたたずまい。
やけに軽装な私は「ちょっとラフすぎたかな」と
気になったくらいですが、店内に入ると堅苦しさはなく
予約していた旨を伝えると大柄な男性がにこやかに席に案内してくれました。
お義母さんもどうやらこのあたりで「このお店はいい」
と感じたそうです・笑
そしてそれは終始裏切られることがありませんでした。
ベルギー料理が初めてだということを告げ
メイン1品だけは選んで、後はお任せに。
食べられないものはありませんか?、と確認した後、
キッチンのシェフと相談して運ばれてくる料理の数々
そのどれもが本当に1つのハズレもなくおいしいのです。
驚いたことに、ひどくこじんまりとした店の作りで
フロアとキッチンそれぞれ1人ずつの2人ですべてをこなしています。
店内はテーブル席が4、5卓、と奥に個室もあったようですが
満席でも20名程度という広さ。
決して狭いわけではなく、むしろ心地よい親密さすら感じます。
料理の前にまずは、とオーダーしたのは
せっかくだから、とベルギーのビール。
白ビール、というのがあるんですね、写真が私が飲んだ白ビール。
「ヒューガルテン」というのかしら。
大ぶりのグラスに注がれたビールに口を付けるとふわっとよい香り。
パインのようなフルーティーな香りがしました。
やがて出てきたお料理は、実は料理の名前はほとんど覚えていないのですが
味の印象は今も思い描けるほどです。
主人と母、私の3人は「おいしいね」「うん、ホントにおいしいね」「これもおいしいよ」
と驚きながらも順調に出されるお皿をきれいにたいらげ
ついにメイン「牛ほほ肉のベルギービール煮」がテーブルに!
・・・いや、これがまた最高でした。
ベルギー料理というのがすべてそうなのか
それともこのお店がそうなのか、
お魚、お肉に必ずおいしい野菜が添えられていて
それは添え物ではなく、料理の主役を張るほどの存在感。
野菜の味が濃く、一つひとつをじっくり味わいたくなります。
メインのビール煮ももちろん。美しく、おいしい野菜がお肉を引き立てます。
お腹はいっぱいになりつつありましたが、3人で野菜を取り合いです・笑
(いえ、仲よく3つに分けて味見しましたが)
基本的にこのお店で出される時には、大皿に数人前が盛り付けられてきますので
2人で、というよりは数人で来て取り分けて色々なお料理を楽しむのが良いようです。
ああ、大満足。
と思いつつもこれだけ料理のおいしいお店です、
デザートを食べずには帰れません。
しかも3人とも別なお皿を頼みました。
私は濃厚なチョコレートムース、主人はクリームブリュレだったかな?
あと、母の頼んだデザートが格別においしかったのですが名前がわかりません・笑
ナッツとドライフルーツのなんとか・・
あとで写真もあるものは追加しようと思います。
「8月はここに来ようか」
8月、というのは結婚記念日。
そういえば、ここ数年はいつもの亀戸の奄美の家に行ったりしていましたが
たまにはいつもと違うお店で、というのもいいね。
おまけに、3人でワインもボトル1本開けたのに
1人6000円程度だったのです。
「何か間違ってない?」
と心配するほど。
フレンチともドイツ料理とも違う、ベルギー料理。
どちらかといえばドイツ寄りの料理なのかな。
ベルギー料理がおいしい、のか
このお店がおいしい、のかは他のベルギー料理を食べてみるまで
わかりませんが、とにかく、必ずまた食べに行きたいお店です。