みじんこのお家

気が付かないうちに流れ去っていく時間の中でほんの少し交差する時間
グルメ・写真・旅行&猫

母に会いに行く

2011-10-22 20:23:40 | 生活
病院になれるまで
大体一週間ほどかかりますよ

そう言われていたので
気になりながらも一週間我慢w

昨日、やっと、面会に行ってきました

かなりドキドキものです

母はどうなっているのか・・・

あの日、「私も一緒に帰る」と切羽詰まった顔つきで言っていた母を
後ろ髪惹かれる思いで
病院に残してきた

3階の病棟のドアホンを鳴らすと看護婦さんがやってきて
鍵を開けて中に通してくれる

病院の外にはさわやかな秋の風が流れている

母が気がついてまた、「帰る」と言いだすと困るので
気がつかれないように
そっと、みんなで歌っている様子を
後ろからのぞきこむ

母は一番前の席に陣取り
大きな声でうたっている
  隣の人とおしゃべりしたり
運動の時は率先して
体を動かす

     元気だ

       楽しそうだ

そう思ったらせつなさがこみあげてきた

看護師さんが色々と母の経過を話してくれる

かなり落ち着いている様子で
徘徊も病棟の廊下を誰かと手をつないで歩いていたりするらしい

困ったことは、車いすに乗っている人を見ると
押そうとすることらしい

何か人にしてあげることが出来ると言うのが
母にとって楽しいことなのかもしれない

昼食の時間が近づき
テーブルやいすのセッテングを
一生懸命手伝おうとしている母

   「あって行かれませんか?」

そう言う看護師さんの言葉に旦那が
里ごころがつくとかえってかわいそうだと
一度は断ったのだが

絶対に大丈夫だからあってあげて下さいと勧める

恐る恐る母に近づく

忘れているかと思ったけど
今回は私がわかった様子

それ以外は意味不明ww

隣に座っていた人も加わり
お互い、通じ合ってるのか楽しそうにおしゃべり・・・

   でも私には理解不能・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ...

  「じゃぁ、また来るからね」

こわごわ言ってみたけど

すんなりパスo(*^▽^*)oあはっ♪

ドアのところまで付いてきたが

  「バイバイ、またね」

と、手を振ってくれた

病院の外の秋風に吹かれながら

これでよかったんだと

   やっと思えた

私の鳩よ飛んで来い

2011-10-14 19:23:27 | 生活
母の徘徊が日々激しくなってくる

1日に何度も警察に保護され
もう家庭では面倒を見切れない状態にまで
追い詰められてしまった

10月3日
ケアマネさんと母の妹も交えて
今後のことを相談する

そして紹介された一つの病院
藁にもすがる思いで連絡をとってみる
やはり、ちゃんとした大きな病院の診断書が必要だと言われたのだが
切羽詰まっていることを切に訴え
なんとか家族面談してくれることになり
いつも母の見てもらっている近所の医院の診断書を貰い
5日にその病院へ行く

話はとんとんと進み
13日の入院が決定される

そんな中、母の彼から電話があり
トイレの掃除中に転んであばら骨にひびが入ったという

母を迎えに行こうかと言うと
どうしても離れたくない様子
大丈夫だからの一点張り

一緒に暮らすのもあと少しなのだし
無理やり引き離すのもかわいそうな気がして
そのまま電話を切った

8日、夕方甲子園署から電話

母を保護しているという
そして彼に連絡してみると

電話がつながらない

電源を切った状態になっている

   これで何度め・・・・・

甲子園へ母を迎えに行き
そのまま彼の家へ様子を見に行き
無事を確かめそのまま母を連れて帰る

翌日は町内会の日帰り旅行なので旅行社に連絡を取り
一名追加してもらい母を連れて行くことに・・・

晩御飯を食べながら何度も言い聞かせて
食事がすんだらすぐに風呂に入れる
   ここは流れ作業でやっておかないと
母は断固として風呂に入りたがらないのだ^^;;

翌日は訳のわかっていない母をそのまま有無を言わせず
バスに乗り込ませる
それでもいろんな人に声を掛けられて
少し機嫌がいいかな?
バスの中ではすっと一人で唄をうたっている
  ♪わ~~たしのォ は~~とよ と~んでぇ来い♪

これが母娘最後の旅行かな?
そんなことをふと思う


ブレーメの丘で大道芸に喜ぶ母

そして晩御飯は母のお気に入りの近所のお好み焼屋さんへ

ここでも上機嫌で
私の頼んだチューハイをこっそり横取りして飲む始末
11日午前中は地域の人たちと一緒にクリーン作戦へ



この後、私は写真を撮りに走り回っていたのだけど
私がいないと不安になって少しべそをかいたらしい
それでもみんなに交じってなんとかお掃除のお手伝い
無事終了しました。
午後は美容院へ髪を短くカット

家に戻るとさっそくカギのかかったドアの前に立って
「お父さんのところへ帰る」
が始まります
それが夕方の6時くらいまで
   (*´ο‘*)=3 はふぅー 

12日 いよいよ最後の一日です

海が好きだった母ですので
ハーバーランドまでお散歩がてら昼食をとることにしました
う~~~ん、出来るだけ長く居座れるお店ってことで
びっくりドンキーでハンバーグ


窓の外に広がる景色を見ながら上機嫌の母でした

13日、お家に帰ろうねって騙して
母の妹と3人で病院へ

私の鳩が早く飛んできてくれたらいいね