近所に、『りゅうちゃん』という猫がいます。(私が勝手に名づけました。)
去年の夏ごろから、大きなシロクロちゃんと一緒に、時々家の裏に現れました。
そのときはまだ仔猫で(推定オス)、生後そ~ですね、半年?ぐらいといった感じでしょうか?
大きなシロクロちゃんは、大変お行儀のよい猫ちゃんで、とってもいい感じにいつも塀の上に座ってこちらを眺めています。なんというか、こう、尻尾が邪魔にならないようにぴったりと身体に巻きつけています。その腰を下ろした姿勢が、とってもお行儀がよくみえるので、『お行儀のよい猫ちゃん』と、名づけて、母と二人でわかりあっていました。
昨年のあの暑かった猛暑のさなか、いつものようにこの二匹でよくあらわれたのですが、
ある日、シロクロちゃんはいつもと様子が違って、なにか言いたげでした。なんとなく痩せてきて、ひょっとしたら怪我をしているのではないかと心配もしました。そしてガラス越しに、じ~とこちらをみつめて、なんか「ぼくもうダメ。クタクタ。このチビをよろしく」といっているようにみえました。それはそれは、このチビ=りゅうちゃんを養う為に、ご飯の獲物の世話をしているのは、どうやらこのシロクロのお行儀のよい猫ちゃんしかこれまではいなかったみたいなのです。
そして、その日を境に、時々姿を見せるのは、チビちゃんが一匹でやってくるようになりました。
まだこころなしか成長しきっていないこのチビ(後のりゅうちゃん)をなんとか成長して安心できるようにと、思案していたある日、
そこで、miciaはこのチビに名前をつけてやろうと、このベンガル風のトラ猫にりゅうちゃんとなづけました。
なんとしばらくすると、りゅうちゃんは別のちょっと柄の違う一回り小ぶりな、シロクロの猫と出没するようになりました。
そして何回か訪れるうちに、どうやらこっちのシロクロ猫はメスで、りゅうちゃんの彼女?と思うようになったやさき、実はこの彼女さん3匹の生まれたての、まだ4週間ぐらいの仔猫のお母さん?マザーだったのです。まさかりゅうちゃんもうお父さんになったの?と冗談におもっていましたが・・・・
徐々に秋の色も深まる中、しょっちゅう家の裏を訪れるのは、りゅうちゃんとマザーと仔猫3匹になりました。これは大変、この仔猫3匹を何とかしなければ、とmiciaはおもったのですが、まだヨチヨチ歩きの仔猫は母猫の預かるところしか知らず、まだおっぱいをもらって生きているだけの仔猫たちだったのです。よ~くみると、3匹の仔猫はみんなシロクロ猫ちゃんで、りゅうちゃんのベンガル模様も、黒茶のトラ猫でもありません。miciaはとても不思議で不思議しかたありませんでした。
そんななか最近、例のお行儀のよい猫ちゃんも、たまに一匹で出没するようになりました。
もともとこのお行儀のよい猫ちゃんは、一匹狼だったので、最初りゅうちゃんを連れてきたときはなんとなく似合わず、照れているようにも見えました。
ともあれ、ここ数ヶ月うちの周りは、猫の家族で大賑わいのこの頃です・・・・
写真 上 りゅうちゃんの彼女で3匹の仔猫のマザー
写真 下 仔猫のうちの一匹、今はもう一回り大きい