からっぽの私。
からっぽの部屋。
まだふたのあけかたも
知らない人のカタチ。
あなたを遠ざけたのは、私。
あなたから離れたのも 私。
なのにどうして
あなたがいた頃のことばかり
思い出すの…?
のぞんだものは、かなったのに
足りないものばかり
数えてしまう。
もうあの部屋に戻ったところで
あなたは、いないかもしれない。
あなたの声は今は
別の誰かのもとで
響いているのかな。
私は。私は?。もう届かない。
待ってくれない、私の年齢の
カウントダウン。
離れたらもう戻らないかな。
わからないな。
あなたがそれでも
私を望んでくれるなら
私はあなたの声に
うなづきたいけど。
あなたの新しい幸せが
あるなら、もうじゃまは、
しないわ。