登頂を目指すのであれば、
スタッフには登頂アタックを断念してもらう、
つまりお荷物ディレクターは登頂をご遠慮いただくという。
午前7時30分、
第一の番人タキュールを乗り越えた。
だがあくまでここは通過点。
白き女王を守る次なる刺客は、標高4,465m「モンモディ」。
60度の斜面が60m続く氷壁。
体重を支えるのは、アイゼンのつま先・2本の爪だけ。
イモトの強靭な足でさえも悲鳴を上げる。
だが、これを乗り越えれば、
白き女王の本丸を捉える事ができる。
容赦のない斜面、叩き付ける風。
そしてついに、イモトの心が折れる。
体力も精神も燃え尽きた。
その場に倒れ込む。
意識はモウロウとし、
自分が何をしているのかさえ分からなくなる。
頂上まであと200m。
本当に乗り越えるべきは自分。
わずかに残る闘争心よ。
肉体の限界を乗り越えさせてくれ!
ゴールはもう目前!
あと10m!
そしてついに…!!
イモトチャンやったね!!
断念したディレクターがヘリコプターで「おめでとう」
上空から半ズボンで、ヘリで5分で頂上ですって・・・。
そんなおちもありでしたが、
いもとちゃん感動ありがとう!!
お疲れ様でした。