自民党都連はなぜ小池氏出馬で混乱したのか

自民党都連はなぜ小池氏出馬で混乱したのか

おときた駿(東京都議会議員/北区選出)

「自民党都連」ですが、自民党の党内においてはこれが非常に大きな力を持っています(持っているようです)。
一説には、国会議員の権力をも上回ると言われているほどで、実際にそうなんだと思います。

その権力の温床とも言える人が、これまた最近メディアでよく目にする内田茂都議という「都議会のドン」でして、有権者にビール券を配っても捕まらないという唯一無二の人材です。

こんなことを私がやったら一発で失職間違いないですが、法治国家の日本でも不思議なことってあるんですね!ほんとうにおそろしいせかいだなあ

小池百合子氏はこの東京都連の内田茂氏とも、そこと蜜月関係にある五輪組織委員会の森会長とも距離がある人物と言われています

自民党都連としては、嵐の櫻井パパの擁立に動いているのは間違いなく、二代続けてアクが強い政治家を擁立してコントロールに失敗した経験から、「自分たちの言うことを聞く、官僚出身の実務家が望ましい」と考えていることは間違いありません。現在の副知事4名も自民党都連と関係性が深い人選であり、この上に実務家肌のトップが立てば傀儡政権となる可能性は非常に高いと言えます。

ここに、「政治家」小池百合子が待ったをかけた。

舛添問題に付随して何度も言及してきた通り、東京都政の最大のガンは旧態依然とした東京都議会の体質です

石原慎太郎でも完全に突破できなかったこの構造に対して、少しでも一石が投じられる東京都知事候補が誕生することを期待し、私も打てる手を模索していきたいと思います。

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