解散先送り「自民」の秘策? 鳩山総務相が環境新党を画策

11月13日 週刊文春
解散先送り「自民」の秘策? 鳩山総務相が環境新党を画策
アテもなく衆院解散の先送りを続ける麻生太郎首相。それを受け、「座して敗北を待つくらいなら、俺が苦境を打ち破るしかない。秘策がある。新党結成だ」と、親しい議員たちに持ちかけているのは、自民党総裁選で麻生選対の本部長を務め、現内閣では筆頭閣僚を務める鳩山邦夫総務相だ。しかし首相の盟友が自民党と袂を分かって新党とは、どういうことか?
 
「本格的なチョウの採集家である鳩山氏は、環境問題がライフワーク。そこで、選挙前に環境を旗印にした超党派の新党を立ち上げ、民主党の票を一部食って、選挙後は自民党と連立を組もうという作戦のようです」(全国紙政治部デスク)
 
 つまり、「自民党の別働隊」構想というわけだ。周囲は冗談と聞き流していたら、当人は意外にも本気らしい。政界の名門・鳩山家には、昔から政治家志望の若者が何人も秘書として見習い奉公してきた。そんな鳩山事務所出身の国会議員が、いつの間にか自民、民主両党に現在八人もいるため、鳩山氏は「俺が声を掛けたら、二十人くらい集まるよ」と強気なのだ。
 
 しかし、どんな新党構想でも、障害になるのは資金集め。その点、母方の祖父がブリヂストン創業者の故石橋正二郎氏で、生前贈与や買い増しで同社株三百七十五万株を保有する鳩山氏は、麻生首相に劣らぬ大金持ちなので心配要らない。何しろ、今年一月の世界同時株安の直後、記者会見で「評価額三十~四十億円損した」と明らかにしたほどだ。
 
 鳩山新党構想は、背景に家庭内事情もある。「兄弟の母で『ゴッド・マザー』の異名を持つ安子さんが、『キャリアもお金もチャンスもあるのに、このまま何もしないで政治家を終える気?』とハッパを掛けている」(鳩山家側近)からだ。
 
 鳩山家五代目の期待を担う邦夫氏の長男、太郎氏(34)の将来への展望も開ける。東京都議会議員を一期で落選し、その後、地元の区長選にも落ちて、現在は父親の秘書として再起を期しているが、おっとりマイペースの典型的なお坊ちゃまタイプで、周囲は「このまま政治家になれないのでは」と気を揉んでいる。
 
 新党旗揚げの勢いに乗じて国政に押し出せれば、邦夫氏も肩の荷が下りるというもの。ただし、世の中が新党を真面目に受け取るかどうかは保証の限りでない。

おっとりマイペースの典型的なお坊ちゃまタイプ
そういうお方も いいでしょうが
政治家には・・・
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