中国は宇宙開発で数十兆円か100兆円以上の巨費を投入し先端技術を得た。
その間日本は何もしなかった
その間日本は何もしなかった
日本は20年間技術開発しなかった
森元首相は2000年に1年だけ首相を務め、散々な評判で翌年辞任したが、非常に大きな変化を起こした。
90年代から日本では大災害が頻発するようになったが、被災者への個人支援はしないのが政府の方針でした。
三宅島噴火の全島避難で初めて被災者個人への現金支援が行われ、自衛隊出動や仮設住宅建設もこの頃から定番化した。
森元首相の最大の政策は「IT立国」でこの頃日本は韓国にすら後れをとり、インターネットが使える環境が少なかった。
航空機開発にも力を入れ、国産ステルス実証機、国産輸送機、国産哨戒機、最近中断され国産旅客機MRJも森政権で始まった。
H2Aなどの宇宙ロケットにも力を入れ、今後H3世代になり日本も欧米や中国と競争しなくてはならない。
森元首相の後を継いだ政権は与党野党とも技術開発に関心が無く、いつくかの分野で日本は中国や韓国にすら抜かれてしまった。
技術とは科学者や起業家が発展させるものでは無く、国が巨額の国家予算を投入して開発するものです。
アメリカはアポロやスペースシャトル、膨大な国防費を投入して今日の地位を築いた。
欧州は国防、航空機、宇宙など欧州各国が共同で産業を育て、アメリカに対抗する航空機産業などを育てた。
中国は経済成長を武器に10兆円、20兆円というような金額を半導体や5Gなどに投入し、いくつかの分野で世界最先端になった。
その間日本は企業の自主性に任せるというばかりで何もせず、最近はインドにすら抜かれようとしてる。
もう一世代「ほったらかし政策」を続けると、日本は宇宙や核技術で北朝鮮に抜かれるでしょう。
次世代技術でで何もしなければ日本は先進国ではなくなる
最近20年ほどのIT技術の進歩が一段落ついて、今後は今までと次元が違う段階に入ると言われている。
半導体、6G、全個体電池、水素、AI、自動運転など今までは「できる」だけで最先端だったが今後は10倍や100倍の性能を要求される。
自動車の世界では脱炭素化や自動運転、IT化が進んでいて、どれも今までの技術では対応できない。
自動運転には非常に高度なシステムが必要で、6Gのような通信環境やEVや水素動力も不可欠になる。
次世代エネルギーがEVになるか水素になるか不明だが、実はエネルギー源はどちらも「発電所の電気」です。
発電所で発電した電気で充電するか、水素を精製して燃料にするかの違いで大元は共通です。
現在の化石燃料を廃止して無公害にするには、原発などの核エネルギーか太陽光など自然エネルギーしかない。
両方の併用になると思いますが、今の技術水準では原発は安全とは言い切れないし、太陽光発電は効率が悪すぎる。
山手線の内側に太陽パネルを敷き詰めてやっと原発1基分というから、とても代替エネルギーにはならない。
次世代技術は互いに関連しているので、通信、エネルギー、IAやIT、素材や半導体など全てが劇的に性能向上する。
すると1つの国が一つの分野に特化するというより、一つの国がすべての分野を総取りする可能性が高い。
一時のアメリカのように「アメリカには何でもあり、他国には何もない」ような状況になる。
勝者になるのはアメリカか中国か欧州だと思われるが、日本政府が今までのように何もしないなら、日本が勝者になる可能性はゼロです