台湾民進党惨敗の分析

古澤 襄
台湾民進党が惨敗の分析
ある「選挙結果分析」

小選挙区比例代表並立制が導入され、113議席のうち73議席が小選挙区選出となった。小選挙区によって、選挙区が小さくなり、国民党の支持基盤である地方派閥の影響力が発揮しやすかった

国民党は親民党との選挙協力など、党内の候補者の調整が比較的うまくいっていたが、民進党は台連との選挙協力がうまくいかず

狭い選挙区のために国民党が党営企業などの不当な党財産を利用した票の買収が効果的に行われたとも

投票率は58%と非常に低かった

比例では国民党の51%に対し、民進党は37%であり、その比率だけを見ると民進党は大敗とは言えず、前回の36%に比べて伸びている

今回の選挙結果は、得票率に関していえば民進党は大敗したわけでなく、結果的に議席が大幅減少したのは小選挙区制の影響によるところが大きいといえる

国民党は大勝したが、当選した候補者の多くはコテコテ台湾人の地方派閥であり、中国統一派ではない

これならまだ 絶望でも ないかもしれない
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