文大統領の側近法相辞任で、文在演失脚のＸデーが現実味

新大統領への就任祝いは前大統領の逮捕

なるほど　こういう政治構造になってるんですね　愉快に納得

トトメス5世

文大統領の側近法相辞任で、文在演失脚のＸデーが現実味

頼みの法相が辞任

韓国のチョ・グク（曹国）法相は10月14日に辞任を表明したが、これが閣僚の辞任にとどまらないのは就任の経緯による。文在演大統領がチョ法相を任命したのが9月9日なのでわずか1か月の辞任で、懸案だった検察改革もできなかった。
チョ法相は就任前から娘の裏口入学や家族ぐるみの不正が報道されたが、文大統領は議会の反対を押し切って任命した。

 

それもこれも検察の捜査が文大統領自身に及ばないためで、検察改革も自身に捜査が及ばないようにするためだった。
チョ法相は韓国一の名門ソウル大学の法科教授で、政治経験はないが政府の法律顧問や委員を務めてきた。
韓国大統領の任期は5年で文在演は2017年5月に就任し2022年5月に満期を迎え、韓国の法律では再選はない。

就任後2年を超えたのだが韓国では大統領の任期が終わるまでに支持者や部下たちが離反し始める。大統領が替わると新大統領は必ず前大統領を批判し、影響力を削ぎ落して新体制を固めます。この時前大統領派と目された人は政権から追われ、あらゆる地位や名誉をはく奪される。


文大統領は朴槿恵前大統領が逮捕され弾劾、罷免されたのを受けて新大統領に就任した。朴槿恵前大統領は刑務所に入り有罪判決を待つばかりなので、絶対に文大統領のライバルにはならない。文大統領の任期が終わったら次は文在演が逮捕され刑務所に入る番だが、それを防止するための検察改革でした。

新大統領への就任祝いは前大統領の逮捕
韓国の司法や警察機構は大統領府の意のままであり、有罪でも無罪でも逮捕でもすべて大統領の影響下にある。もし検察や裁判官や警察が現大統領を支持したまま任期を終えたら、前大統領派として自分が粛清される。
検察や裁判官や警察はどうしても大統領の任期が終了する前に、現大統領を裏切って次の大統領を待つ必要がある。


新大統領の為に前大統領を逮捕し刑務所に入れるネタを仕込む必要があり、それが新しい大統領への就任祝いになる。
韓国は1948年の建国からずっとこんな事を繰り返していて、今まで正常に任期を終えて無事だった大統領は一人も居ません。司法や検察が大統領を裏切るタイミングは決まっておらず、朴前大統領はセウォル号事件がきっかけで支持率が下がった。
朴前大統領は2013年2月に就任し約1年後の2014年4月にセウォル号が沈没、指導力を失い2017年に検察と司法が裏切った。
文在演大統領は就任2年が経過し経済失策で支持率が急速に落ち込んでいるので、そろそろ逮捕のネタ作りを始める。
文在演大統領は北朝鮮との統一を重視し過激な反日路線で就任当初は絶大な支持を得ていた。

文在演失脚のＸデー

だが文在演の経済政策はお粗末で20代の失業率は実質25％、全年齢でも10％を上回っている。
韓国の世論調査は白か黒かどちらかで日本のように「どちらでも良い」と回答する人はいない。
だから大統領支持率50％が普通で40％を割り込んだら危険水準と言われている。
文在演の支持率は40％台をうろうろしていたが、19年秋の調査でとうとう40％を割り込んだ
この40％は日本の内閣支持率では20％割れくらいの感覚になると思われます。

開天節（建国記念日）の10月3日、反文在寅集会に数十万人が集まって曹国逮捕などを要求した。
朴槿恵前大統領の後半期を連想させるできごとで、検察や裁判所は大統領から離れないと危険だと感じたでしょう。
大統領に引導を渡すのは検察・裁判所・警察の他に軍部の場合も在り、韓国では過去数回クーデターで軍が政権を奪取している。
マスコミが袋叩きにしたり国民総がかりで大統領一家を叩いて韓国から追い出すというパターンもあった。


文在演がどうなるのかは分からないが、無事に任期を全うする可能性はほとんどゼロになった。