医師の「診察料」は、薬剤師の「調剤技術料」よりも安い

多田 智裕
医師より製薬メーカーに優しい日本の医療制度

医師の「診察料」は、薬剤師の「調剤技術料」よりも安い
問診と診察を受けて、胃腸の動きを整える2種類の薬を1カ月分処方されたとします。医療機関の「診察料」は1210円(再診料が690円+外来管理加算520円)です。処方箋代金680円を加えても、合計金額は1890円です。

 一方、その処方箋を扱う調剤薬局の「調剤技術料」(薬代金は除く)は2570円になります。

 患者に問診して、診察して、処方を決める医師の診察料の方が、薬を詰めて説明をする薬剤師の技術料よりも安い金額に設定されているのです


医師には厳しく、医療周辺産業に優しい保険点数
日本の医療費に占める薬剤代金は30%。これは欧米の2~3倍近くです。それに対して、医師の診察料(技術料)は医療費のわずかに10%未満です。欧米の約5分の1でしかないのです

 このように最前線の医師の診察料を厳しく下げる一方、医療周辺産業に手厚いのが日本の医療です。この状態はなんとか改善してほしいものです

薬価差益は存在しないどころか損失が発生する
現在、医療機関への薬の納入価格は、平均で販売価格の93~94%です。医療機関は6~7%の利益を得ていると思われるかもしれませんが、そうではありません。薬を購入する際には消費税が発生しますので、93~94%に消費税5%が加わった金額、つまり、売値の約98~99%が納入価格なのです

「薬を売れば医療機関は儲かる」という論調で医療問題を語る人たちが時々います。しかし、それは昔の話であり、はっきり言って大きな間違いです。現在、医療機関は薬を売れば売るほど損失が発生する「逆ざや」状態なのです

これ現場のドクター どのくらい 知っていますかね
実際に病院を経営している ドクターでないと わからないでしょう
医師会のお偉方も おそらく みんな 事務まかせ
勤務医は 保険点数なんて 知りやしない

医者の主張を取り入れない制度は ある日突然 崩壊しますよ
それが 役人の 狙うところ?

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