株式日記と経済展望
大手新聞各社の政治部長などは部下に情報収集させ、それで官房機密費をもらっていた
官邸は、機密費で各新聞社の幹部からメモを買っていました。新聞社側からのメモを集約するのは、毎日の日課です。カネを支払うペースははっきり決まっていませんが、1ヵ月に1回ぐらいでしょうか。食事をしながら、情報の対価として機密費から100万円程度を渡していました
国会議員の子息たちが大手新聞社やテレビ局に就職が出来るのも、官房機密費などのつながりが出来ているからだろう。石原のぶてるも小渕優子もテレビ局の職員だった
・・・だから政治部記者になったら家が建つ。
メディアの幹部と機密費の関係はそれだけではない、として、各記者クラブメディアから総勢10人くらいで、官房長官を囲んで不定期に編集委員懇談会が開かれ、帰りには手土産として銘菓などが手渡され、その中にはお車代として、一人100万円が相場だった
自民党の経世会周辺で、「就職陳情」と呼ばれるものがあった。後援会の支援者から、息子・娘を何とか就職させてくれと頼まれた政治家達が、新聞・テレビへの就職の口利きをしていたのだ。私は秘書時代そうした事例をいくらでも見聞きしてきた。就職したその子供たちが、スタートからして「色が消えたスパイ」さながらに行動することはいうまでもない