故宮博物院なんて 北京へ返せ

宮崎正弘
台北「故宮博物院」の宝物の一部を北京「紫禁城」に交換展示か
  中台の文化交流というが、パンダ外交と寸毫も変わらないのでは?


台湾へ行くと、日本人が真っ先に見学に行くのは故宮博物院だ。
中国五千年の歴史と文化の粋がまとまって展示されている(昨師走、玄関の看板をみたら「中華八千年」と誇示されていて、その隣は法輪功の座り込み示威行動があったが)。

 陶器、水墨画、壺、鼎、宝飾品など。一日見ていても飽きない。

 言うまでもなく、蒋介石は中華民国の正統な権力継承を象徴する「三種の神器」として、中華伝統の宝物を夥しく軍艦に載せて、兵隊よりも大切に台湾へ運んだ。
台北に鎮座まします数万点の宝物は、換言すれば中国大陸のもの、独立主権国家台湾としてはありがた迷惑でもある。台湾には独自の文化と伝統と習俗がある。
 独立派のひとたちは「あんなもの、北京へ返せ」と言っている。

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