台湾に非礼!安倍首相のメッセージ書き変え発覚

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台湾に非礼!安倍首相のメッセージ書き変え発覚

「東日本大震災の際に,古くからの友人である台湾の皆様から本当に心温まる支援を頂いたことを,今でも日本国民は良く覚えています。台湾の困難に際し,日本としては必要な支援を何でも行いたいと考えています」

こうした友情のメッセージを安倍晋三首相は二月八日、日本時間のその日未明に震災に見舞われた台湾の蔡英文総統に宛てて認め、あの国の人々に大きな感動を与えた。最大手紙自由時報などは九日、一面トップでこうした安倍氏の台湾への想いを伝えた。

蔡英文総統もツイッターで次のような日本語のメッセージを返している。

「安倍首相からのお見舞いは、まさかの時の友は真の友、まさにその通りです。このような困難な時の人道救助は正に台日双方の友情と価値観を体現するものだと思います。本日、日本から7名の専門家が人命探査装置を持って訪台して頂きました。これにより、更に多くの被災者の救出に繋がることを望みます」

ところが、このように展開された感動的なやりとりのはざまで、何とも納得のいかないトラブルが発生している。もしかしたら、台湾人の安倍氏及び日本政府に対する信頼を大きく崩しかねないような振る舞いが、日本側に見られたのだ。台湾紙、自由時報の電子版で知ったのだが、首相官邸のHPに載った安倍氏のメッセージに書き換えが行われたのだという。

たとえば安倍氏の見舞いメッセージのタイトル。当初はこうあった。

「台湾東部で発生した地震を受けた安倍内閣総理大臣による蔡英文総統宛てお見舞いメッセージ」

ところがその後・・・。

「台湾東部で発生した地震を受けた安倍内閣総理大臣によるお見舞いメッセージ」

つまり「蔡英文総統宛て」が削除されたのだ。

そしてメッセージ本文の冒頭にあった「蔡英文総統閣下」との受取人名も消された。

この一件を伝えた自由時報電子版の見出しは、「中国の圧力か?『蔡総統閣下』が消えた」

このように、台湾人ならすぐに「中国の圧力」を想像するのである。なぜならあの国が、「総統」という国家元首の呼称の使用は台湾を国家と認めるに等しいとして、その二文字の使用を極度に嫌うのを知っているからである。

中国は、馬英九総統の親中政権時代の台湾と日本の関係強化に対し従来になく寛大だった。ところが今や総統はあの国が台湾独立分子として警戒する蔡英文氏だ。それと日本との交流の深化に中国が激しく反撥していないはずがない。そのような中国に対し、対中関係の改善を模索する政府は配慮し、「総統」の文字を消し去ったのか。

そこで私は内閣広報室に電話を入れ、書き換えの理由を尋ねると、「HP担当者のミスです。それで削除しました。ご迷惑をおかけしました」というのである。

つまり、メッセージの原文にはない「蔡英文総統」の文字を、担当官がミスで書き入れてしまったというのだ。そんなバカなミスが現実にあり得るだろうか。私はどうしても信じられない。

仮にそれが事実だとしても、すでに台湾の正式に総統に発出してしまっている文書から「総統」に二字を削除するという非礼行為が許されるはずはない。

今回の見舞いメッセージは、台湾の人々の日本への信頼を大いに高めるに足る素晴しい内容だったのだが、このような「美中不足」により、日本の信頼、名誉は大きく傷つけられたのである。

それから中国に対しては、「日本政府は中国が怖い。だから台湾が国ではなく中国の一部であると認めている」との誤ったメッセージを送ってしまった。いったい誰がこれらの責任を採るのか。


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