プレジデント
先生が消えていなくなった!絶望の医療崩壊ルポ
都立病院である墨東病院に対する要求は当初から過剰だった
地域唯一の中核医療施設でしたが、大学病院ではなく医師集めが難しかった。また約700床は私立大学本院の半分程度と、すべての診療科のレベルを高く維持するには困難な規模。それでも地域との連携で乗り切っていたが、2002年にERが開設され、三次救急の重篤患者だけでなく、一次・二次救急も担うようになり、パンクしてしまった
病院の配置が人口に見合わないというのは全国的な問題
『西高東低』の原因は、大正時代までに創立された大学の多くが明治維新を担った西側にあるから。医学部や医師の遍在と政治は密接な関係にある
日本の100床当たりの医師数は世界でも最低クラス。米国の5分の1でしかない
行政主導のセンターに患者は集まっても医師は集まらない
産科医が病院を立ち去るという状況に歯止めがかからず『もう出産ができない』という状況に陥らなければ、世論は変わらず、政治も動かない
妊婦の搬送拒否は528件。一方、秋田、福井、熊本、山形の四県は0件だった。四県のうち山形県は「周産期母子医療センター」の指定病院がない。山形大学医学部の嘉山孝正学部長は「あえてつくらせなかった・・・・医局の『機能』の強化でした」
「素人」である役人にはわかりづらい
医療者だからできる人材調整の仕組み
ただ 無難に 調整するだけで 責任を一切とらず
高給が保証される役人 まかせに してきた
ことが 諸悪の根源!