ロシア下院選 1

宮崎正弘
あれが「公正」な選挙と言えるのだろうか、とロシア共産党までが批判
プーチンの不正選挙で与党連合が九割を占める異常現象はロシア国民の絶望なのか


12月2日のロシア下院選(定数450)は、まさしく不正、偽造、開票操作などデタラメな選挙で、「儀式でしかない」・・・英誌エコノミスト
プーチンの人気に便乗した与党が連合を組んで、まずテレビの買収に始まり、マスコミのプーチン批判を許さず、野党候補の拘束、逮捕、抗議デモの禁止、そのうえ、7%の得票がない政党からは議員が選ばれないとする仕組みに変えた。まるでプーチン大政翼賛会選挙だった。
それでも国民の多くが不平を漏らさなかったとすれば、過去数年の石油暴騰により、生活に多少のゆとりが生まれたから。これを再び冷戦時代の貧窮に戻されたくないと言う、ささやかな願望のなせる業だろう。

米政府が厳しくプーチン批判を展開したことは記憶に留めるべきだろう

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