眞子さま「結婚容認」、秋篠宮さま“大決断”のウラにある「3つの事情」

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秋篠宮さまが眞子さまの「結婚容認」発言 その背景に3つの要因か - ライブドアニュース

なぜここへきて「結婚容認」なのか?

秋篠宮さまは11月30日に55歳の誕生日を迎えられ、記者会見で長女・眞子さまと小室圭さんが「結婚することを認める」と発言された。

「結婚容認」ともとれる発言をなさったのは一体なぜなのか? その背景には、次の3つの要因があるように見える。

(1)眞子さまの手記にこめられた“脅し”
(2)「税金泥棒」呼ばわりされる不安
(3)秋篠宮家の自主性を重んじる教育方針

 

まず、眞子さまが11月13日に出された文書を読んで、私は“脅し”の匂いを感じ取った。

なぜかといえば、「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」という言葉には、結婚を認めてくれなければ生きていけないというメッセージがこめられているからである。

ここで見逃せないのは、小室さんが父親も父方の祖父母も自殺で亡くしており、自殺のリスクファクター(危険因子)を抱えていることだ。

もちろん、自殺が遺伝するわけではない。だが、自殺者の多くがうつ病あるいはうつ状態だったとの調査研究があり、うつになりやすいという脆弱性が受け継がれやすいことも臨床研究からわかっている。

彼自身がその危険性をはらんでいる以上、生死に関わる言葉が文書に書かれていたことに、私は2人の結婚への断固たる決意とともに、結婚を認めてもらえなければ小室さんは死んでしまうかもしれないという“脅し”に近いメッセージを感じずにはいられなかった。

「税金泥棒」と罵られた雅子さま

また、小室さんとの結婚を認めなければ、眞子さまは今後他の男性との縁談に耳を傾けないだけでなく、日頃のご公務にもやる気をなくして、引きこもりがちになられるのではないかという不安もあっただろう。

もしかしたら、一時期の雅子さまのようになってしまわれることを危惧されたのかもしれない。

皇太子妃だった頃、公の場に姿を現す機会が少なかった雅子さまに対して、「税金泥棒」と誹謗中傷する声がネット上に飛び交った。ご公務の際、集まった群衆の1人から「税金泥棒」と罵られたという報道もあった。

眞子さまも表に出られなくなれば、同様のバッシングにさらされるのではないかという不安を秋篠宮さまが抱かれたとしても不思議ではない。

 

もっとも、もし眞子さまが小室さんと結婚されれば、皇籍離脱に際して約1億5000万円の一時金が支払われるが、その一部が母親の佳代さんの借金や小室さんの留学費用の返済に充てられるのではないかと危惧する声もあがっている。

実際にそうなれば、一時金の原資がわれわれの税金である以上、「税金泥棒」との批判が殺到するのは目に見えており、秋篠宮さまが苦渋の決断をされたことがうかがえる。

教育方針との矛盾

さらに、秋篠宮家ではこれまで自主性を重んじる教育方針を重視されてきたことも大きい。

そもそも、秋篠宮さまご自身が、昭和天皇の喪中に、周囲の反対を押し切って紀子さまと結婚されている。

お子さまたちも、ご両親のように自分が好きになった相手と恋愛結婚することを理想とされてきたはずで、今さら長女の結婚に反対することは、これまでの教育方針と矛盾する。

 

眞子さまは「ほれこみ」の状態

もちろん、最大の原因は、眞子さまの結婚への強い意思に根負けしたことだろう。これは、眞子さまを「ほれこみ」の状態から抜け出させるのが難しいからだと思う。

眞子さまは「ほれこみ」の状態にあるように私の目には映る。「ほれこみ」とは、フロイトによれば対象の過大評価である。恋愛対象を理想化するあまり、批判力を失い、欠点が見えなくなる。「あばたもえくぼ」という言葉があるが、まさにその状態だろう。

「ほれこみ」の状態に陥ると、しばしば無批判になり、相手に従属するようになる。フロイトによれば、その点では催眠術に似ているという。恋愛の場合は恋愛対象、催眠術の場合は催眠術師に従属するわけである。

こういう状態に陥りやすいのは世間知らずの人だが、眞子さまはその典型のように見える。皇室という“深窓”でお育ちになった正真正銘の“お嬢さま”なので、「ほれこみ」の状態になりやすいし、そこからなかなか抜け出せない。

恋愛に拍車をかける3要因

しかも、この状態に次の3つの要因が拍車をかけているように見える。

(1)障害が大きいほど恋の炎は燃え上がる
(2)「Pity is akin to love(可哀想だたほれたってことよ)」
(3)出会いがない

 

まず、一般に障害が大きいほど、恋の炎は燃え上がる。

だから、小室さんの母親の金銭トラブルで批判が殺到したことも、結婚に関する行事が延期されたことも、アメリカと日本に引き離された状態が続いていることも、眞子さまの恋の炎を燃え立たせるだけだ。

もしかしたら、「ロミオとジュリエット」の心境かもしれない。そのあたりの機微がわかっているからこそ、秋篠宮さまも結婚に反対し続けることは得策ではないと思われたのではないか。

また、「Pity is akin to love」の心理も「ほれこみ」に拍車をかけている可能性が高い。この言葉は、直訳すると「あわれみは恋の始まり」だが、夏目漱石が『三四郎』の中で引用し、「可哀想だたほれたってことよ」と俗っぽく訳して、有名になった。

こうした心理が眞子さまの一途な恋心に少なからず混じっているように私の目には映る。

日本一の名家で何不自由なくお育ちになった眞子さまだからこそ、不遇な境遇で育った小室さんへのあわれみが強く、それを恋心と混同しておられるように見えなくもない。

しかも、この種の恋心は、小室さんへのバッシングが激しくなるほど強まる。

 

さらに、出会いがないことも、「ほれこみ」に拍車をかけている。

現在、眞子さまは、結婚適齢期の独身男性と出会う機会がほとんどない状態だろう。

ご公務などでそういう男性に挨拶することくらいはあるかもしれないが、男性のほうが恐れ多くて声などかけられないはずだ。

このように出会いがないと、視野狭窄に陥り「私には小室さんしかいない」と思い込みやすいので、「ほれこみ」がさらに強くなる。

「ほれこみ」の状態では、無批判になっているので、どうしても相手の話をうのみにする。当然、洗脳されやすい。

そういう状態で結婚して幸せになれればいいが、「ほれこみ」の状態から覚めたとき、幻滅が待っているのではないかと危惧せずにはいられない。

 

【参考文献】
ジークムント・フロイト「集団心理学と自我の分析」(小此木啓吾訳『フロイト著作集第六巻』人文書院 1970年)

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