ウィグル自治区の西側は厳戒態勢、まるで警察国家

宮崎正弘
ウィグル自治区の西側は厳戒態勢、まるで警察国家
ドイツのおける「東トルキスタン」独立運動本部も「五輪を希望しない」


 北京五輪のモットーは「一つの世界、一つの夢」。
 「我々は違う。我々は五輪が中国で開催されるのを望まない」(ドイツにある東トルキスタン独立運動本部)。

 チベットにおける仏教徒、僧侶弾圧と同様にウィグル自治区の西側、ホータンからカシュガルにかけて、厳重な警戒態勢が敷かれている。
目撃したアメリカ人は「あたかも警察国家」と答えているとNYタイムズのハワード・フレンチが上海から伝えている。
 
 ウィグル自治区の西北部コチャでは「過激派のアジトから三個の爆弾が見つかった」として25人が拘束された噂が広がっている(NYタイムズ、4月5日付け)。
四川省のチベット仏教寺院で銃がみつかったとか、こうしたでっち上げ、濡れ衣は中国公安の常套手段で「やらせ」「マッチポンプ」の類い。
 五輪を口実に反政府勢力の一斉壊滅を狙った作戦が進行中なのである。
 思い出して下さい。あの「通化事件」を。国民党残党と旧日本軍幹部を炙り出すために暴動準備などとでっち上げで、満州から引き上げ途次の三千人の日本人が殺された事件を!

 フレンチは東京支局長時代、日本の悪口をよく書いた記者だが、中国へ行くと人権無視にキれて、北京の遣り方に批判的な記事を多く送ってくるようになった。
 いま東京支局長で、盛んに反日記事を書きまくっているノリミツ・オオニシも、はやくチベット取材に行かせろ!
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