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あとはおまかせ
都知事選には魔物が棲(す)んでいる
谷垣禎一 って誰なんでしょうけど・・
面白い
都知事選には魔物が棲(す)んでいる 大手町の片隅から 乾正人
自分が書いた「自民党崩壊」(ビジネス社)などの本は、臆面もなく宣伝しても同僚が携わった本は、当コラムでも「帰ってきた令和阿房列車で行こう」(明日から連載開始)でもとりあげないのをモットーとしてきたが、禁を破ることにする。
面白い「谷垣禎一回顧録」
水内茂幸、豊田真由美の両記者が、聞き手としてまとめた「一片冰心(いっぺんひょうしん) 谷垣禎一回顧録」(扶桑社)が、めっぽう面白いのである。
谷垣氏で思い出すのは、24年前、宏池会の加藤紘一会長が、森喜朗政権を打倒しようとした「加藤の乱」で、野党が提出した内閣不信任案に賛成票を投じようとした加藤氏を「加藤先生は大将なんだから、一人で突撃なんてダメですよ」と涙ながらに引き留めたシーンくらい。その後、野党時代の自民党総裁を務めながらも政権奪回を目の前にしながら、側近だったはずの幹事長に裏切られ、自民党総裁選への出馬を断念。安倍晋三政権で幹事長として返り咲くも自転車事故で半身不随となり、政界を引退した悲運の人物という程度の認識しかなかった。
それがどうして。山登りに熱中しすぎて東大に8年通い、司法試験合格も卒業から7年半もかかったという人物が面白くないはずがない。
子細は読んでのお楽しみだが、運動神経抜群の彼がなぜ、8年前に自転車から落車してしまったのか。
都知事選のことで悩み、考え事をしてしまったからだという。
当時は、自民党幹事長として都知事選の対応にあたっていたが、小池百合子氏が谷垣氏らの説得を振り切って出馬してしまった。このため自民党が推した増田寛也元総務相が、一気に劣勢に立たされた。責任者として思い悩んだのも無理はない。
あのとき、野党との話し合いを重視してきた彼が落車しなければ、その後の永田町の風景は変わっていたかもしれない。
スキャンダル合戦の予感
約1400万人が住む東京都の知事選に出ようかという候補者は、何よりも知名度が求められる。
古くはNHKの経済番組で名前を売った美濃部亮吉に始まり、選挙運動らしい運動をせず当選してしまった青島幸男、「後出しジャンケン」で勝利をかっさらった石原慎太郎の各氏らのように、かなりの知名度がなければ勝負にならない。移り気な無党派層が勝敗のカギを握っているからだ。8年前も知名度に勝る小池氏が増田氏らを圧倒した。
そんな彼女が、今度は立憲民主党では数少ない人気者・蓮舫参院議員から挑戦状をたたきつけられた。
蓮舫氏は、出馬会見で「小池知事が掲げた7つのゼロの公約はどこへ行ったのか。介護離職や残業、満員電車などのどれもゼロになっていない。その代わりに突然思いついたかのような政策ばかりが印象に残る」と啖呵(たんか)を切った。小池知事には、学歴詐称疑惑もくすぶっている。
攻める蓮舫氏もゴシップネタには事欠かない。彼女の母が、つい最近までやっていた新宿のバーに通ったことがあるが、まあ、人生いろいろ。ならば、「谷垣都知事」もいいかもしれない。年齢もバイデン米大統領より若い。週に2日ほどしか登庁しなくても立派に仕事をこなした都知事もいたからねぇ。(コラムニスト)
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