刈った場所にバラまく? 雑草を味方にする菜園テクニック

私の経験でも これでいいんです

はたあきひろ園芸研究家


はたあきひろ   園芸研究家

刈った場所にバラまく? 雑草を味方にする菜園テクニック

 

 春から秋にかけては雑草が育つ時期です。雑草との格闘、思い浮かべただけでうんざり。今回は、雑草抜きを楽にするワンポイントアドバイスです。 


 野菜作りを始めた頃は、雑草は根こそぎ抜くものと思い込んでいました。当然、根っこに絡まっている土がドサッと一緒に付いてきます。土をふるい落とすのはなかなか面倒です。大きく育った雑草だと、「えいっ!」と引き抜くと穴がポッカリあいて、地ならしする手間までかかる始末。

 ある時、急に人が田畑の見学に来ることになりました。400坪の田畑を整備する暇などなく、その場しのぎで地上に出ているとこだけザッと刈り取ったことがありました。

 すぐに生えてくると思っていましたが、予想通り、雑草の中でも多年草は、しばらくしたら地上部が復活します。ですが、元の長さまで伸びる頃には、野菜の方が成長して優勢になっていることが多く、根こそぎ刈り取る必要がないと気付きました。
 
 一般的に植物は高い位置にいるものが下の植物に影を落とすので、圧倒的に優位です。刈り取った雑草は、畑の隅に寄せる時間がもったいないので、私は刈った場所にまんべんなくバラまいてマルチング資材として使っています 


 マルチングのメリットは、主に次の4点です。

① 地表面からの水分の蒸発を防ぐ。雨しぶきによる土の跳ね返りが少なくて済み、葉っぱが泥で汚れにくいため、葉裏などが病気になりにくくなる 

② 仮に雑草の種が落ちていたとしても発芽しにくくなる

③ アブラムシやハダニなどを食べる、益虫のクモに隠れ家を提供できる

④ 土が締め固まりにくくもなる

 こんなところでしょうか。除草した雑草を放置すると、「病気や虫が発生するよ」と言う人もいますが、それで困ったことは一度もありません。逆に地面と作物の間に草のマルチの乾燥層ができるので、ナメクジが嫌がり地上部に姿を現しにくくなるようです。
 
 夏場なら刈り取った雑草は、数日で程よく枯れて土といい感じで馴染んでくれるので見苦しさもナシ。また、敷きわら代わりになり、土に戻り、野菜の栄養にもなります。

 雑草は厄介なヤツですが、チョッピリ好きになりました。庭でも刈った草を庭木の足元に置くと植物が元気になりますよ。

 刈り草を置く場合は庭木の幹からカミキリムシなどの幼虫が侵入しないように幹元から最低5センチは離すようにして下さい


 

 春から秋にかけては雑草が育つ時期です。雑草との格闘、思い浮かべただけでうんざり。今回は、雑草抜きを楽にするワンポイントアドバイスです。

 野菜作りを始めた頃は、雑草は根こそぎ抜くものと思い込んでいました。当然、根っこに絡まっている土がドサッと一緒に付いてきます。土をふるい落とすのはなかなか面倒です。大きく育った雑草だと、「えいっ!」と引き抜くと穴がポッカリあいて、地ならしする手間までかかる始末。

 ある時、急に人が田畑の見学に来ることになりました。400坪の田畑を整備する暇などなく、その場しのぎで地上に出ているとこだけザッと刈り取ったことがありました。

 すぐに生えてくると思っていましたが、予想通り、雑草の中でも多年草は、しばらくしたら地上部が復活します。ですが、元の長さまで伸びる頃には、野菜の方が成長して優勢になっていることが多く、根こそぎ刈り取る必要がないと気付きました。


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