コリア 華麗なる歴史歪曲  

黒田勝弘
30年前の光州事件を描いて大ヒット
韓国映画に見る「華麗なる歴史歪曲」


光州事件・・・
映画『華麗な休暇』・・・当時、戒厳軍がいかに乱暴で無辜の市民を痛めつけたか、軍の横暴に対し市民はいかに正当かつ勇敢に抵抗したかが、市民=善、軍=悪の図式で描かれている。 
 ところが、映画はこの図式を印象付けるため、軍部隊による市民に対する一斉射撃という“虐殺シーン”を登場させている。道庁前に集まり、静かに国歌演奏(当時、夕方になると公共施設では国旗降下と共に国歌が流されていた)を聞いていた丸腰の群衆に向かい、部隊が整列して一斉射撃し、逃げまどう市民がばたばた倒れるというのが映画のクライマックスになっている。 
 しかし、歴史的事実としてはこんな場面はなかった。犠牲者が増えたのはデモ側が武装し、軍と武力衝突になったからだ。これは犠牲者の内訳や死因からも分かる。いわゆる「市民軍」は小銃や手榴弾のほか機関銃や装甲車まで手にした。放送局焼き打ちのほか、刑務所まで襲撃し銃撃戦になっている・・・・

後の時代の“時流”に従った一方的な歴史認識である。つい30年前のことでもこの調子だ。まして日本統治時代のことなど……
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