デモに参加して逮捕されないのは一部の先進国だけです
デモに近づいただけでリスクがある
2001年9.11同時多発テロとその後の対テロ戦以降、日本人が外国で拘束されたり対立に巻き込まれるリスクが増大しています
22年9月6日ベラルーシの裁判所はルカシェンコ大統領が当選した2020年の選挙結果に抗議するデモに参加した日本人男性(22)にに懲役16年を言い渡した
男性の母親は日本人、父親はベラルーシ人でベラルーシに住み日本国籍を有していると思われます
ミャンマーのヤンゴンでは22年7月30日、人事政権への抗議デモに参加した日本人久保田徹さんが逮捕されました
久保田氏はドキュメンタリー作家で映像ジャーナリストと紹介されていて、今までも海外での取材活動をしていた
ミャンマーでは7月25日頃アウンサンスーチーの側近ら4人の極刑が執行されていて、民主化への弾圧が強まっていた
ただ外国人の場合今までの例では裁判が開かれるのはまれで、判決を受けることなく国外追放になっている
2020年に香港で安全維持法が施行され中国の法律が適用されたが、8月31日の抗議デモに参加した日本人学生が11月20日まで拘束された
学生の証言によるとデモに参加せず見ていただけだったが、拘束されて暴動に参加したと言われなぐるけるの暴行を受けたという
中国では明らかになっているだけで現在も日本国籍の10数人が拘束されていて、ほとんどは拘束理由や逮捕理由も公表されていない
中国には司法制度がなく裁判は公開されず、逮捕理由の公表やその後の経緯を発表する事も少ない
「餃子事件」「アグネスチョウ」など超有名で隠すのが不可能な場合だけ裁判を開き公表するが、無名の人は失踪者になる
日本人の命は外国では軽い
2015年に中国全土の民主派弁護士300人以上が公安に拘束されたが、正式な裁判が開かれた例は無く説明もない
釈放される場合はある日予告もなく帰ってくるが、拘束時も公安は身分や理由を明かさずドアを打ち壊して連れ去って行きました
家族は連れ去ったのが公安なのか警察なのか非合法組織なのか分からず、被害届や捜索願は受理されません
日本政府は中国での日本人失踪や拘束を隠そうとしていて、拘束が明らかになった人にも政府は釈放要求や抗議すらしていません
そんな国に行くのは人食い虎や大蛇がいるジャングルで野宿するようなもので、拘束されても誰も探さないし日本の警察や外務省は「どこかで遊んでるんでしょ」と相手にもしません
日本政府が抗議すらしてこないので中国政府は「日本人はいくらでも拘束して良い」と思っていて、一体何人が拘束されているのか不明です
2001年以降の対テロ戦争ではis関連の武装組織に拘束される日本人が相次ぎ、何人かは帰国せず何人かは解放された
帰国した人はいずれも「日本政府の対応が遅い」などと政府や日本批判を繰り広げたため、彼らを助けるべきだという意見をあまり聞かれない
武装組織に拘束されて解放された人は噂では日本政府から依頼を受けた仲介者が交渉し、1人いくらの身代金を払ったとされている
だが帰国した人は「助けるのが遅いんだよ」と悪態をつき、感謝の言葉は一言もありませんでした
これが多くの日本人の悪感情を呼び起こし、海外で拘束されるのは自業自得だから助けるべきでないという対応につながる恐れがある
最近登山者が遭難して救助隊が助けにいくと「お前ら遅いんだよ!」と悪態をつく人が居るそうですが、じゃあ助けない方が良いんじゃないかと思います