白川日銀総裁では、景気回復は期待薄

森永 卓郎
白川日銀総裁では、景気回復は期待薄

誰が来ても福井総裁よりはましだと思っていた
白川氏というのは、わたしの中では悪いほうから二番目の選択肢だった


民主党の金融政策の大きな誤り
「超低金利政策によって国民の所得機会が奪われてしまい、それが不況の原因となった」
経済はそんな単純なものではない。彼らは預金者サイドからしかものを見ていない
もし、こんなデフレ不況下で金利を引き上げればどうなるか。その結果は火を見るより明らかだ。企業倒産が続出して、雇用が失われ、失業者が町にあふれるだろう。利息の収入がどうこういうレベルではない

どの国の中央銀行にも、金融を過度に引き締めたがる「中央銀行の病気」が存在するが、日銀はその重症患者である。今後も、金融緩和は期待薄であり、景気後退は当分続く 

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