日本のマスコミは「さすが中国だ」と褒め称えている
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画像引用:中国・武漢市 2か月半ぶりに封鎖措置解除|日テレNEWS24https://www.news24.jp/articles/2020/04/08/10622109.html



アメリカと中国のどちらが酷いか

中国は早期に新型コロナを退治してV字回復していると言っているが、それは本当でしょうか?

日本のマスコミと知識人は「さすがは中国だ」と褒めちぎっているが、こうした場合注意を要する。

中国は2020年1月から3月(第一四半期)のGDPを前年同期比6.8%減と発表し、前期比では12.8%減少しました。

これは同じ成長率が1年間続くと中国のGDPが51.2%減少するという、中々ひどい数字です。

先日発表されたアメリカの第一四半期GDPは4.8%減だったので年率で19.2%で、中国の同時期よりかなり良い。
だが中国の感染ピークが2月から3月なのに対しアメリカは4月から5月なので、アメリカも第二四半期は10%以上マイナスと予想されています。

今の時点で米中ともにどっちもどっちであり、2020年通産では5%以上マイナス成長になると予想されている。

ダメージの深さは同程度だが回復力となるとアメリカには圧倒的な資金力があり、中国は圧倒的な強制力がある。
たとえば中国はすべての企業に自動車を買うよう指示したり、マンションを買ったりスマホを買うよう指示できる。

今でも中国のGDPの8割は国営もしくは公的企業が生み出していて、何を買うかは共産党が命令できる。
中国には財務省のような組織はなく、共産党が「100兆円支出する」と決めたら意義を唱える組織はない。
それが80年代から高度成長を支えてきたが、それ以上に借金も高度成長した。


中国はどこまで債務を増やせるか
アメリカは基軸通貨ドルの発行国なのでコストゼロでお金を無限に発行できるのが強みです。
トランプ政権は300兆円の政府支出を表明したが、財源はパソコンで300兆円と入力するだけおで金が出てくる。
経済成長さえ止めなければ過去の借金は時間と共に小さくなるので、事実上返済する必要がなくなる

中国はこれとは違い政府の債務を個人や企業に投資商品として買い取らせている
中国の公的債務はGDPの3倍程度になっていると思うが、人民は無限に買い支えることはできない。
いつかはこれ以上債務を増やせなくなる時が来るが、それはそう遠い未来でもなさそうです。

より悪質なのは中国の対外債務で、公式発表では対外資産が上回っているが対外資産がどこにあるか公表していない。
おそらく対外資産は南シナ海の無人島基地や鉱山など価値の無いものに投資して無くなっていると考えます。
この場合中国はすでに債務超過国に転落しているので、ばれたら人民元が暴落して国家破産します。

30年前にソ連が同じようなことで対外債務を返済不能になり国家破産し、無敵を誇ったソ連邦は解体されました。
中国の弱みは膨大な借金を隠していて、対外資産は所在不明、対外債務は過少申告している。

これらすべてが明るみに出たら、巨大に見えた中国の実態は砂の城だったと気づくでしょう。