コロナが2類から5類にダウングレード 今から議論しよう???

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「コロナが2類から5類にダウングレード」大ニュースかと思ったら「いつの日か5類にすれば、医療を受けられる人数が増えるから、今から議論しよう」でした。今苦しんでいる人は見捨ててるの? 支持率下がるのも当然ですね【引用開始】●新型コロナを「5類感染症」に? なぜ扱い見直し検討、先行き見通せず慎重姿勢

 



新型コロナを「5類感染症」に? なぜ扱い見直し検討
(9日夜) 厚生労働省が新型コロナウイルスの感染症法における扱いの見直しに着手したというニュースが一部で報じられると、…大きな関心を集めている。
もし見直された場合、何がどう変わるのか。テレビ朝日社会部・厚生労働省担当の岩本京子記者が解説する。
Q.そもそも、今の感染症法の分類は?  
…感染症は、感染力や致死率などに応じた「1~5類」と、…「指定感染症」「新型インフルエンザ等感染症」の7種類に分類されている。この中で新型コロナは新型インフルエンザ等感染症に位置づけられている。
Q.新型インフルエンザ等感染症でとれる対策は?  
…2類感染症以上の強い対策をとれる。…外出自粛の要請や入院勧告、指定医療機関への入院などで、無症状者についてもこうした措置を適用することができる。こうした措置が取られていることで、保健所や医療機関は感染者が増えてくるに従って業務がひっ迫してくる。また、指定医療機関の病床だけでは事実上足りないのが現状。
Q.なぜこのタイミングで見直しを検討?
見直しの内容は?  
…医療がひっ迫してきていることが一番大きな要因だと思う。「5類にしてはどうか」という話になっていて、(5類
に指定し直せば) 死亡した時の医師による届け出と濃厚接触者の調査などは必要だが、入院の勧告や都道府県による経過の報告、就業制限などはなくなるので、医療機関や保健所など現場のひっ迫感はかなり軽減される。  
ただ、…ワクチン接種も進んでいない状況で措置を緩和することへの懸念が出てきている。  
今感染者が増えている状況で、厚労省はこうした見直しを実施することにはとても慎重だ。10日朝の閣議後会見でも、田村厚労大臣は「ワクチン接種がより進んだ場合に見直しを検討するような必要がある」と話した。ただ、…細かいスケジュールは示されていない。  
内部ではすでに議論が始まっているそうだが、表立って議論をする場合には…専門家の意見を聞き、了承を得たうえで変更となる。法改正も必要なので、国会で審議されることになる。
Q.現場などからはどのような声があがっている?  
去年の2月、…一時的に「指定感染症」に位置づけられた。その頃から賛否両論があって、今年2月に感染症法が改正されて、新型インフルエンザ感染症法に位置づけられた際にも「5類にするべき」との声があった。  
実際にその議論の場で、全国保健所長会は厚労省に意見書を出していて、「病原性・感染性が高いという恐怖を抱かせる疾患であるというイメージが、一般の人のみならず医療従事者にも誤解をまん延させる懸念がある」とした。
そういうことが起きると診療拒否につながったり、地域の医療体制が崩れるきっかけになりかねないということで、新型インフルとは異なる疾患だということを国から丁寧に説明してほしいと求めていた。  
今新型コロナウイルスに感染した場合、医療費はすべて公費で負担されているが、5類感染症になると自己負担が発生してくることになるので、慎重な検討が求められる。
【引用終わり】
本当に最前線でコロナ対策に当たっている全国保健所長会さんの意見に真摯に耳を傾ける事によって、最も適切な対応へ進むことができるのだと、私は考えます。
すると「(紺型コロナは)新型インフルとは異なる疾患」なので、「新型インフルエンザ感染症として分類し続けるのは、適切ではない」ということになります。
そして「病原性・感染性が高い」というイメージで作られた恐怖感によって「地域の医療体制が崩れる」事になりかねないと警鐘をならしているようです。
ということは、新型コロナは「5類」に分類することが妥当なようです。
但し、すんなりいかないかもしれません。
主要なマスコミはこのニュースを取り上げませんが、東京スポーツが記事にしていました。その中から、5類変更賛成・反対の意見を引用します。(下線は私の挿入です)
賛成意見
★東京慈恵医大教授の大木隆生氏(ツイッター投稿)
『医師会・分科会が反対していた「コロナ2類相当→5類』が現状を追認する形でやっと変更に。Better late than neverとは言え遅すぎ。この変更で、開業医も発熱外来・在宅療養に参画し、保健所をスキップし、都にある2,000超(全国で22,000)のICUベッドが有効活用できるように
★長尾クリニックの医師・長尾和宏氏「フジ バイキングで」
コロナ治療で一番問題なのは治療に入るまでのタイムラグがあること。5類にすれば保健所をスキップして早期治療ができる。明日にでも5類にしてほしい。


反対意見
★インターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁氏(ツイッター)
何を考えているのか?それはコロナに対して短期中期長期の対策をきちんとうち、実行してきた国がする事! 90%の都民が医療を受けられない今、こんな事を提案するとは、どこまで暗愚を貫くつもりだ!放置国家も甚だしい
★前新潟県知事の米山隆一氏 (ツイッター)
2類から5類に変更すれば『入院勧告や感染者の隔離なども不要になり自治体や医療機関の負担は大幅に軽減される』との事ですが、都内は既に無症候者はフォローも入院もできない状態で現状追認にすぎない上、2週間の自宅待機要請もできなくなりほぼ何の効果もないと思います。
この賛成反対の意見で注目すべきは、賛成意見の大木教授も、反対意見の米山前知事も「現状追認」だと述べておられる事です。つまり「もう、実質5類になっているよ」ということでありますが、これはどういうことでしょうか?


反対派の倉持医師は「90%の都民が医療を受けられない」米山前知事は「都内は既に無症候者はフォローも入院もできない状態」として、行政の医療体制の整備がなっとらんと批判しています。90%のコロナ患者が治療をうけられずに🈨っておかれている状態なので、確かにこれはゆゆしき問題です。
しんし、素人の私が考えますに、「90%のコロナ患者がほっとかれても死なないで、自力で治癒させている」のが現状だとすれば、コロナ感染症はサーズとかチフス・ペスト・結核など、医療が無ければ多くの人が死に至る怖い感染症とは、明らかに違っています。
ですから、「新型コロナは、毎年1千万人が感染して1万人以上が死亡していた、第5類の季節性インフルエンザと同じ程度の感染症だ」というのは、適切な意見なのだと思います。
ただ、全国保健所長会さんが指摘しているように、新型コロナが持つ「病原性・感染性が高い」という恐怖のイメージが、一般の国民世論が《新型コロナ感染症》=《普通のインフルエンザ》として受け取る事を拒絶しているのです。
別の言い方をすれば、人々は「癌で死亡する事や、インフルエンザて肺炎を併発して死亡する事は、運命として受け入れられる」、けれど「新型コロナで、排煙を併発して死亡する事は、運命としては受け入れられない」のだと思います。
つまり、まだ少なくない人々は、精神的にコロナウィルスを受け入れられないでいるのだと思います。
ただ私は、いつまでも、こんな悠長な感覚を持ち続けていられるのは、官僚・マスコミ・専門家・一部の医師の人達のような気がします。
コロナを怖がっていては生活に支障が出る一般国民は、すでに外に出ています。だから人流が減らないし、感染も減らないのです。即ち、一般国民の行動は (必要に迫られて)、すでにウイズコロナになっています。
ところが、コロナを怖がっていても生活できる、またはコロナを怖がって飯の種にする、官僚・マスコミ・専門家・一部の医師の人達は、ウイズコロナに発想を転換しなくても、自分は困りません。だからいつまでも、「コロナは怖いよ」と言い続ける訳です。そして「2類だ5類だとかが、大問題だ」と机上の空論で騒ごうとするのです。
一般国民の立場に立てば、新型コロナが2類でも5類でもどっちでもいいのです。ただ、感染してしまった時に適切に医療が受けられれば、それて良いのであります。
そして私達は、コロナを怖がって家に籠っていては、生活できません。だから、行政府の皆さんにも、「もうどうでもいいことでワーワーやってないで、現実に動いて欲しい」と望みます。
私は、発熱したら、近所の医院に電話したら、すみやかに往診に来て貰えい検査して貰えるようにして欲しいです。そして、もしコロナ陽性だったら、もう一度往診して、血液の酸素濃度を測る器具を置いて行って欲しいです。そして、食事の配達の手配と、往診してくれた医師から電話での容態確認もして欲しいです。そして、医師が入院が必要だと判断したら、速やかに病室を手配して欲しいです。
尚、保健所に連絡したら、すぐ保健士さん・看護師さんが来てくれて、同じ事をしてくれても構いません。つまり、適切に診断して適切にたすけてくれるのならば、看護師でも。保健師でも、救急隊員でも、自衛隊でも、市役所職員でも、誰が来てもらっても構わないのです。
このように、「言葉はどうでもいいから、現実に動いて欲しい」と思う私からすれば、「来年あたりに、新型コロナを2類でも5類に指定し直せば、医療を受けられる人数が増えるから、今から議論しよう」という厚労省の肌感覚には、空のお城を感じます。
私は「今、自宅で不安に駆られている人達に対して「何ができるか」を考えて、実行して欲しい」のです。
コロナが現状の第2類のままならば、保健所管理ですので、自分が苦しいので医者に掛かりたいと思っても、保健所がダメだと言えば医者にかかれません。
しかし、第5類に変われば自己管理になりますので、自分で自分を助けることができます。自分で近所の医者に行ったり、往診を依頼する事が出来ます。
ですから、私には第5類への変更に反対する人がいるのが不思議です。そして、人々のためにと言って反対する人がいるのには、本当に驚かされます。
何と言えば良いのか、たぶん菅政権の支持率が下がっているのは、こういった、現実無視の教条論に流されて、国民の不安に対して「まるで、他人事」のような感じがするからだと思います。

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