大規模インフレが発生する危険はどこにもない!

長谷川慶太郎
天井つけたか原油相場

何時かは終わる投機買い

最近の長期金利上昇は、国債を中心とする長期債の売り物が殺到して、長期債を新規の投資対象と考えない投資家が急増した結果なのである。長期債の相場が急落する理由は、世界経済の急激なインフレが再燃して、長期債に投資するより、原油、穀物、非鉄金属など現物に投資するほうが有利との判断が、投資家の間で強まって来たためである。また金融市場でも、現在の低水準の短期金利を大幅に引き上げ、金融緩和から一転して金融引き締め政策に転じて、インフレ抑止政策を導入するとの見通しが出現して来たのである。

インフレの原因
これまでも筆者は繰り返し、インフレの発生する原因は大戦争であり、前世紀と今世紀との最大の違いは、前世紀に繰り返された「大戦争」が今世紀においては絶対に発生しない点にある と述べてきた
今日の世界を見渡して、一体どこに大戦争に繋がるほど緊張した地域があるのか・・・
地球上どこにも大規模戦争の危険はない。投機による相場上昇は一時的な現象なのである。前世紀のような大規模インフレが発生する危険はどこにもない。従って、売られる長期債は「絶好の押し目買い」の機会を提供していると判断して誤りはないと筆者は再び確言しておきたい。
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