権力者が自粛を要求するのは、自分の権力を強化したい為
徳川将軍や日本軍も倹約を要求しては経済を悪化させていました


自粛を強制できても消費を強制できない

日本では災害や不幸が起きるたびに政府が国民に自粛を要請し、経済活動をしないよう指導しました。

最近では2011年の東日本大震災で菅直人首相が、不謹慎だと花見や消費を辞めるよう呼びかけました
ところが消費と生産は一体なので、花見を辞めたら団子やビニールシートも売れなくなります。
菅直人のせいで地震による不況に追加して、政府が不況を作り出してW不況にしてしまいました。

もっと前の時代はオイルショックによるトイレットぺーパー買い占めによる自粛要請があったが事情が違った。

それまでガソリンはタダ同然だったのが中東危機である日2倍になり、政府が消費活動を抑えて不況を作り出した。


戦後には食糧危機があり、生活必需品は配給制だったりしてやはり政府は消費を抑え込んでいた。

戦前から戦時中はすべての生産を軍需物資に回したので、欲しがりません勝つまではの精神を国民に要求した。
ちなみに『欲しがりません勝つまでは』などの標語を考案したのは、あの電通と言われています。


軍が無制限に消費する一方で国民は倹約を迫られ、消費は悪、消費するものは非国民と非難されていました。

こんな考えを国民に要求したのは満州事変以降で、特に昭和10年以降は国民に我慢や自粛を要求するようになった。

表向きの理由は満州事変で日本が窮地に立っていたからだが、本当の理由は軍の権力を強化する為でした。


ここでまた菅直人に登場してもらうと、いったい彼はなぜ「地震で自粛」というバカな事を言い出したのでしょうか?
花見を辞めたら地震が収まるわけではなく、悪影響しかもたらさないのは子供にも分かります。

人はここまで愚かになれる

菅直人は東日本大震災の数日後、民主党幹部を集めて宴会を開き「地震であと数年総理をやれる」と上機嫌だった。
地震のような大災害が起きれば国民は政府に頼り、民主党や自身への支持が高まると考えました。
その後民主党政権は予算権限を振りかざして威張り散らし、ある知事が空港まで民主党幹部を出迎えに来なかったと言って予算をカットしたりした。

つまり菅直人や日本軍が国民に窮乏生活を指示した本当の理由は、自身の権力を強化する為でした。

満州事変前は東京の女性はおしゃれをして街を歩き、サラリーマンはランチを食べたりアフター5に夜の街で遊んでいた。
それが「不謹慎である」という理由で一切禁止になったのだが、女が服装を地味にしたり、男が夜遊びを辞めたら戦争に勝てるのだろうか?
むしろ日本軍はそんなアホな事をやっていたから戦争に負けたのだと考えます。

本当の理由は日本陸軍が政治力を強める為、あらゆる事に難癖をつけ「チャラチャラした格好をするな。戦場で兵士が戦っているのに不謹慎だ」などと言っていた。

令和の現在でも「不謹慎だ不謹慎だ」と騒いで自粛させようとする自粛警察なる人間がいて、正義の代表者のようにふるまっている。
本当の理由は日本軍人と同じく「威張りたいから」だけであり、コロナや戦争はどうでも良いのです。


コロナを拡散させたのはスポーツクラブ、ライブハウス、ナイトクラブなど特定の業種で、ほとんどの業種には無関係なのが分かっています。

合理的に考えれば感染源になる業種だけ閉鎖して保証すれば良いが、全員に自粛を強要することで、自分の権力を強めたいと考える人が居ます。

山の中のキャンプ場まで閉鎖し「村外の人は来訪しないでください」と書いていて、望み通り都会の観光客は行かなくなりました

「都会の人間は出ていけ!」「よそ者は入れないぞ!」と叫んでいた地域は今、「観光客が来ない」と言ってバタバタ倒産しています。

そりゃあ出ていけと言われて来ないだろうし、人はここまで愚かになれる見本ではないでしょうか