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校則全廃の公立中、名門高校に続々進学 校長の思い
どうして 他の学校ではできないのか 考えよ!
女性セブンでは もっと詳しく書いてありますよ
女性セブン2019年3月14日号
校則全廃の公立中、名門高校に続々進学 校長の思い
「チャイムも鳴らなければ、服装は自由で校則もありません」(3年生・女子生徒)
「英語で巻き寿司の作り方を教わったのは初めて。なんとかうまく作れました」(2年生・女子生徒)
「理科の実験で、3Dプリンターで心臓を作った。そうしたら、人間くらい大きな体を動かすには、2心房必要だってわかった。すごくないですか!?」(2年生・男子生徒)
「ハロウィンは先生も生徒も仮装して来るし、バレンタインチョコだって持ってきて叱られるなんてことはありません」(2年生・女子生徒)
「前の学校では、登下校中にしゃべっちゃいけなかったんです。とっても息苦しかったけれど、ここは自由。生き返った心地です」(1年生・男子生徒)
──まるで大学か、はたまた最先端をゆく私立高校の話かと思いきや、ここは中学校。しかも東京都世田谷区の区立桜丘中学校、つまり公立中だ。
「中学受験する子どもの多い世田谷区は、“当然私立の方が優秀だ”という風潮が強いので、“そんなことはないぞ”という気持ちでやってきました。私立に対して競争心があるんですよ」
普通なら格好つけて取材では話さないようなことを、ニコニコと語るのは、同校の西郷孝彦校長(64才)。
校長室の扉はいつも開けっ放しで、次から次へと生徒が顔を見せる。「スマホを充電させて」とやってくる生徒もいる。なんだかんだと理由をつけながら、その場で相談事をしたり、愚痴を聞いてもらったりしているようだ。
歴代の校長が「一日でも早く異動したい」と嘆息するほど荒れた同校で、2010年に校長に就任すると、足かけ9年を費やして、自由にして多様な学校をつくり上げた。
「着任した当初は、朝礼の時も、“並べ!”“黙れ!”“遅れるな!”と、先生が声を張り上げる始末。力で押さえつける指導が目立ちました」(西郷校長・以下同)
しかし現在は「どうしてもこの学校で、わが子を学ばせたい」と、わざわざ学区外から越境したり、転居までして入学する生徒も少なくない。
冒頭のような英語教育やプログラミング教育など、あまり公立中学では体験できそうにない本格的な内容の授業を組み込み、名門・日比谷高校や早慶など、進学実績も都内随一を誇る。
しかし西郷校長が目指したのは、決してエリート校をつくることなどではない。
「私自身が、もともと窮屈な規則が苦手なんです」
納得のいかない校則の一つひとつを検証し、ついには全廃してしまったが、そんな西郷校長が何をおいても優先して守るよりどころがある。
「それは“生徒が3年間楽しく過ごせる学校にする”という目標です。
校則がないのも、実はその目標が先にあり、“校則があると楽しくないよね。だったらなくしちゃえ”となったわけです。授業にいろいろな工夫をしているのも、“勉強ができないと、学校が楽しくないし、高校受験も大変だよね。だったら学力のつく授業を採り入れよう”と逆算して考えていった結果です。桜丘中学の取り組みは、学校が楽しくない条件を改善することで、出来上がっていったんです」
だからこそ、同校では「授業中に教室の外にいてもいい」や「タブレットやスマホは解禁」「私服でも制服でもいい」となっており、「すべてを英語だけで他の教科の勉強をしたり作業をする“CLIL”(Content and Language Integrated Learning=内容言語統合型学習)」「夕食(100円)がつく『夜の勉強会』」などの取り組みを行っている。
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