白川新総裁は 幼稚だった 

経済コラムマガジン
08/4/14(523号)
日米の中央銀行総裁
米国の金融危機に対する米国FRBの対応がすばらしい。まだまだサブプライム問題に端を発する金融危機が去ったとは言えないが、FRBは人々が想定していた以上の対策を次々と実施している。もしFRBが日銀と同レベルの動きであったなら、今頃、米国の金融や経済は大混乱していたと思われる・・・

コロンビア大学のスティグリッツ教授(ノーベル経済学賞受賞)は
「セイニアーリッジ政策(プリンティングマネー)」を行うよう、シンポジウムで講演を行った。

スティグリッツ教授の発言に対する反論(日経新聞に掲載された)は、幼稚なものばかりであった。特に上記03/5/5(第295号)「政府紙幣発行政策の誤解」の中で「政府紙幣が発行されても、日銀券が政府紙幣に置き換わるだけであり、経済に何の影響を与えない」という反論があったことを紹介した。この発言者こそが今回日銀総裁に就任した白川氏(当時日銀理事)である

スティグリッツ教授が言いたかったのは「今日行われている経済政策にプラスして、政府紙幣を発行による財政政策を行えと言っているのである。今日、日本には巨額のマネーサプライ残高が存在している。しかしその大半は凍り付いている。金が動かないのである。巨額のマネーサプライが存在するのに、人によっては金不足になっている。経済がこのような状態になれば、政府が財政政策を行う他はない。財政政策によって、所得の発生を伴うマネーサプライを増やすことが肝腎である。」

この5年間の 実績は どうだったか・・・・

あと 何年間か 幼稚な判断を 
信念をもって 実行する 総裁のもとでは
日本経済は まだまだ 低迷せざるを・・・・



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 戦闘はイラク... 豊かな上海の... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。