迷いの中に
答えがあって
迷いの横に
答えがあって
迷いの上から
答えが降ってきて
いつも
どこかに
答えはあって
でもいつも
同じ場所に
答えはいなくて
探しても見つからなくて
探さないと現れて
答えはいつも
神出鬼没で
でも答えはいつも
見つけてもらい
たがっている
あなたの進む
道の上で
褒められる
謙遜する
そこには
恥じらいと
まだまだ
できるという
自信と
自惚れが
混じり合っている
あれも これもと
かき集めた
たくさんの荷物の前で
何がしたくて
何が大切なのか
わからないまま
ただ眺める時間は
とても贅沢で
とても虚しくて
行き場のない時間は
無限のような有限で
目の前を通り過ぎていく
何かを選ぶ
その時まで
昔の自分を否定できるのは
成長したから
とも 言える。
でも
昔の自分が成長してくれたから
今の自分がいる
とも 言える
本当は
「本当」を知らない。
今日の「本当」は
昨日の思いつきだったり
明日への希望だったり。
本当は「本当」を
疑いだして
何が「本当」なのか
わからないままで
「本当」を信じたり
「本当」を疑ったり。
本当は「本当」を探して
今日も「本当」の横を
通り過ぎていく