トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「パソコンの起動が遅い時はハードディスクの交換」の巻

2023年05月30日 | 店主
日曜日にお得意様のパソコンを預かりました。



(画像はお借りしてます)


お仕事の事務処理に使用されていますが、データーは少なく1TBのハードディスクの20%も使用してませんでした。


富士通のモニター一体型で、約5年経過してますが起動に5分ぐらいかかり

起動後もハードディスクのアクセスランプは点滅状態が続いていて、動作はかなり遅い


タスクマネージャーを開きパフォーマンスを見ると、ハードディスクの状態は


(画像はお借りしてます)


ずっと100%


正常ならば起動後は

(画像はお借りしてます)


アクセスランプは消えてパフォーマンスも限り無く0になりますね


どうもハードディスクに問題がありそう

こんな時は、ハードディスクを検査してくれるソフトで調べます。


「CrystalDiskInfo」

フリーソフトですが誰でも簡単に扱えわかりやすい


これを実行して見ると





要注意になっていて、内容からハードディスクに不具合があるようです。


回避策は色々とあるみたいですが、一時的な処置に過ぎないのでハードディスクを交換することにしました。


ハードディスクを交換する際は、最近ではSSDにすることが多いのですが

メリットとデメリットをお客様にお伝えしたところ、今回はハードディスクにして欲しいと・・・


で、ハードディスクの交換作業になりました。





背面のカバーを外しハードディスクを取り出しまして





新しいハードディスクにまるごとコピーするクローン作成機で旧ハードディスクの内容をコピーします。







コピースタートして1時間


進行状況を示すランプが25%から進まず・・・








ハードディスクの一部に不具合があるため読み込みに失敗を繰り返しているのでしょう




ハードディスクには何枚かのディスクが内蔵されていて、それぞれにプログラムやデーターが記録されています。

このディスクは高速で回転しているために熱も発生しますが、これに磁気ヘッドが非接触でデーターを読み書きしています。

このデーターの一部が壊れていると、ハードディスクは何度か読み込もうとトライしますので、エラーが多いほど時間は掛かってしまうのですね


昨今では、ハードディスクのような機械ではなく、SSDと言う電気信号だけで読み書きをする物に変更されつつありますが、一朝一夕あります。



話しは戻り


コピー状態のハードディスクを触るとかなり熱くなっていますね


駄目か~


と、思いながらもしばらく放置


他の修理をしながら・・・・


で、ふと見ると



100%になっているではありませんか(*゚▽゚*)


恐る恐るパソコンにコピーしたハードディスクを接続して


スイッチ オ~ン



\(^O^)/



立ち上がりましたぁ~


念の為に「CrystalDiskInfo」でハードディスクの状態を確認





異常なし!


当たり前か、新しいハードディスクだもんな


今回はついでにメモリーも追加して、さらにパフォーマンスをアップ


立ち上がりも早くなり、操作もスムーズになりました。


これでお客様に納品できます。



きょうはここまで


つづく