トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「水銀灯のランプ切れはどう見分けるのか」の巻

2022年11月08日 | 店主
工場や倉庫などで使われている照明に水銀灯が使われていますが、この水銀灯はランプに含まれている水銀が問題となり一部の製造を中止しています。







代替えとしてメタルハライドランプやLEDランプなどに取り替えます。


メタルハライドランプにも水銀は使用されていますが、現在のところは規制対象外になっています。


この水銀ランプですが、点かなくなった場合にランプ切れなのかそれ以外に原因があるのかを調べるのですが


ランプを調べる際に困るのがテスターで確認できないこと





一般的な電球だと内部はフィラメントで電極が繋がっていますので


(画像はお借りしました)



テスターで



(画像はお借りしました)


導通があるかどうかで判断できますが






水銀ランプはフィラメントが無く電極が繋がっていないのです。


ですからテスターで導通を調べることができないので、私は判断材料にランプ内部の発光管の色を見ます。







2つの画像を比べて違いがわかりづらいと思いますが、上が切れているランプです。


透明な部分から中を見ますと




矢印の部分(発光管)が白く濁っているのがわかりますので、このような場合私はランプ切れと判断しています。

しかし、白く濁っているのは経年劣化かもしれませんし何度か点灯を繰り返すと白くなるのかも

ですから白濁イコール球切れとは限らないかもしれませんので、間違っていたらごめんなさい


交換ではメタルハイライドかLEDランプになりますが、メタルハイライドも製造を止めていく方向ですから、これからはLEDランプが主流になります。


水銀ランプからLEDランプに交換する場合は高圧トランスを取り外す必要があり電気工事士の資格が必要になりますね




きょうはここまで



つづく