トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「衣類乾燥機がエラーになる」の巻

2020年12月15日 | 店主
冬になると重宝するのが衣類乾燥機


洗濯物が生乾きの時に、仕上げに使えばふんわりと仕上がりますね


そんな衣類乾燥機なんですが、施設などで家庭用を使用すると機器の消耗も激しく永くは保ちません


今回は、某施設でご使用されている衣類乾燥機の修理

日立のDE-N60WVです。





購入されて2~3年ですが、施設などでは1日に10回ぐらいは使っているんでは?


故障内容を担当者が言うには

「モーターが唸りドラムが回らないから、モーターが壊れているようです」


ハズレ!


私は故障原因を切り分けするために、ドラムを回すベルトをモーターから外して確認すると、モーターは異常無く回りました。


この状態でドラムだけを手で回すと

“重い”

となれば、原因はここです。




ドラムを支えている前面パネルの内側にある前枠部






ここに貼られている「ドラムスライダー」と言う部品の摩耗でドラムが滑りにくくなっているのです。このドラムスライダーは3ヶ所に取り付けてあり価格はセットで約300円





しかし、このスライダーだけを交換するより「ドラム前枠部組」と言う完成品を交換した方が確実です。価格は約3,000円


施設などで使用されている場合は、基本は保証がありません

できれば業務用をご購入いただけたらと思います。


一般家庭では、今回のような故障はまずありません、そこまで酷使しないからです。


きょうはここまで


つづく