トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「隠蔽配線にこだわった結果」の巻

2022年07月20日 | 店主
お得意様の不動産会社から某コーポで、トイレの便座をウォシュレットに交換依頼があり






こちらのトイレ


暖房もないただの便座なんで、トイレにはコンセントがありません

そのためには、分電盤より専用回路の電気配線が必要になります。





分電盤→ブレーカー→壁の中→天井裏→壁の中→コンセント


このような経路


分電盤から近いので、楽勝、楽勝



と、安易に思ってたら



やはり、世の中そんなに甘くないのです。





気が付いた方も居られるかもしれないが、トイレには換気扇がありコンセントもある






そこから分岐して下にコンセントを作れば簡単だろぅ~と思いませんか


いえいえ、換気扇のコンセントからは分岐できません、なぜなら、換気扇のスイッチを経由しているから


他にも理由はありますが割愛させていただきます。

まぁ、やって出来ないことはありません


スイッチのところで短絡させて、換気扇は人感センサー付きに替えればね


私は専用回路にこだわり、隠蔽配線にこだわります。



これが仇になったことは言うまでもなく(笑)



隠蔽配線にこだわってしまったから、予想以上に手間がかかり再三割れ・・・(T_T)


軽量鉄骨のコーポの天井裏は基本入れません


なので、




浴室の点検口や押し入れの天井裏からケーブルキャッチャーで電線を引っ張ります


何度も何度も浴室の点検口と押し入れの天井裏へ顔を出し、あっちに引っ張ったり、こっちに引っ張ったり・・・


一筋縄ではいかない


暑さと狭さで疲労困憊(ひろうこんぱい)






この時期、常備している水筒(中身は薄味の塩水)で水分補給は欠かせません


一番苦労した分電盤から天井裏へ配線を通す作業


横桟の小さな隙間から電線を通すのですが、途中何度も露出配線にしようかと・・・(-。-;)


しかし、頑張ったおかげでなんとか配線ができ(通線だけに5時間)



分電盤→ブレーカー→壁の中→天井裏→浴室の天井裏押し入れの天井裏→トイレの壁の中→コンセント







古い分電盤はそのまま使用しますので、露出になりますがトイレ専用回路のブレーカーを取り付け







ウォシュレットは不動産会社支給品のパナソニック製



手洗いタンクの給水パイプをカットして長さを合わせ取り付け





アース線は洗濯機のコンセントにつながれたアース線を分岐して、電源と一緒に取り出しコンセントの取り付け





思った以上に時間がかかりましたので、この後の予定は翌日に持ち越しです。



で、こちらのコーポの入り口に向かった時に


“キーン” と耳鳴りが・・・


「はぁ、疲れてるんだなぁ~」


と、思ってましたが



ある所をよぎると耳鳴りがするので、これは何かあるなと思い足元を見ますと






センサー付きの超音波猫よけ動物撃退器が







犯人はこれでした(笑)



超音波で動物を撃退するみたいですが、もう少し高い周波数にしてくれたらいいのに



そうしたら衰えた私の耳には聞こえないんだけどなぁ~(笑)



気になったらこちら







きょうはここまで


つづく