トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「エコキュートの修理でつまづいた」の巻

2024年03月23日 | 店主




友人の社長から修理依頼がありました

「池上邸のエコキュートでエラーが出ているから部品交換してくれ~」

と、

運悪く祝日の前日でしたので部品の入荷が休み明けとなり2日お湯が使えません

パナソニックエコキュート HE-46K3Q

エラーはH54で三方弁の不良


すでに16年経過していますので、お客様も新しく交換も考慮していましたが、補助金給付の関係もありとりあえず修理して延命になりました。


休み明けに入荷した部品を持参して訪問




電源を切り給水栓を閉じて作業開始


三方弁の交換では、取り外した時にお湯が吹き出すのを防ぐためにタンクのお湯を半分以上抜きます







この時に逃がし弁(安全弁)を開きタンク内を正圧状態にしないと排水されません

この逃がし弁が後で問題になりますがこの時はまだわからず






これが三方弁ですが手順通りにすれば交換そのものは簡単です


交換後に給水栓を開きタンクへ再び給水


満杯になると逃がし弁を閉じて電源を入れますが




この逃がし弁を閉じても水が止まりません


原因と思われるのは、減圧弁の不具合でタンク内の圧力が高くなりすぎているか、逃がし弁そのものの不具合か・・・


通常ですと逃がし弁を閉じれば水が止まり、沸き上げなどでタンク内の圧力が上がれば圧力を下げるため自動で弁が開きお湯が排出され正圧を維持します

この時はちょろちょろとお湯がでるだけで、しばらくすると止まります



しかし今回はずぅ~と止まらないし出る水の量も多い


どうも逃がし弁の故障みたいですので、再度部品発注


お客様には事情を説明してもう一日待ってもらい


昨日、逃がし弁を交換させていただき修理完了






新しい逃がし弁は金属製から樹脂製に変更されていました。


今後は、補助金申請してエコキュートを新しく取り替えさせていただきます


まぁ、手続きがめんどい


きょうはここまで


つづく