毎日が発見!
永いこと電器店をやってますが、初めて知ることがよくあります。
昨日は、そんなことで日立の電気温水器にある機能を生かすための工夫をしたのですよ
日立の給湯専用電気温水器には、蛇口から定量のお湯が出た後に止まる機能があるのです。
浴槽にお湯を貯める時には重宝しますね
しかし、この機能は一つ問題が
このようなツーハンドルタイプなら問題ありません
お湯側だけ開けば定量のお湯が出た後に止まります。
しかし、お客様宅のシャワー水栓はサーモ付き
この場合には、定量のお湯が出た後にお湯は止まりますが、そのまま蛇口からは水がチョロチョロと出つづけます。
TOTOに尋ねたところ、サーモ付きシャワー水栓の場合には、サーモ温度を高温にしていても水が少し流れる構造に設計されているようです。
これは、水栓内部のサーモの保護も兼ねているようでほとんどの水栓メーカーがそのような構造になっているみたいです。
これは、水栓内部のサーモの保護も兼ねているようでほとんどの水栓メーカーがそのような構造になっているみたいです。
ですから、サーモ温度を高温にした状態でお湯が止まっても蛇口からは水がチョロチョロとでます。
こちらのお客様宅の電気温水器は、昨年末に新しく同じメーカーの物に交換させていただいてたんです。
同じメーカーにしたのは、温水器にて定量止水の機能があったから
最近になってお客様が
「以前は定量のお湯が入った後蛇口は止まっていたけど、最近はそのままにしているとお湯が止まった後に水がチョロチョロと出ている」
これは後でわかったのですが、当初からその現象はあったようで、だんだんと水の量が増えてきたらしい
「水栓が古いから新しく交換したらええよ」と言われましたので
で、これを新しいシャワー水栓に交換したんですが結果は同じ(薄々は気づいていたのだが・・・)
定量のお湯が出た後、そのままにしていたら水だけがチョロチョロと出ているので浴槽のお湯は冷めてしまいます。
で、ここから考えて
シャワー水栓は新しくしたばかりなのでこのまま使う
まずシャワー水栓に分岐水栓を追加するのですが、この止水栓は食洗機や洗濯機専用のジョイントになっていますので使えません
この分岐水栓に
これと
これを組み合わせて
このような形にして
シャワー水栓に追加
見た目が不格好になりますが、これで浴槽に湯張りだけの蛇口ができました。
湯張りの時は追加した蛇口を開けばお湯だけ出ますので、温水器にて定量のお湯が出た後は“ピタッ”と止まります。
今回は電気温水器の定量止水の機能を使うために苦労しましたが、お客様には喜んでいただけました。
きょうはここまで
つづく