今日、第91期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメントの挑戦者決定戦が行われました。
決勝で戦ったのは、永瀬拓矢二冠と藤井聡太七段。
レーティング1位1965の藤井七段とレーティング3位1930の永瀬二冠という将棋界を代表する棋士の戦いは、まるでケンシロウとラオウの戦い。
AbemaTVで観戦していたおじさんは感動してしまいました! 藤井七段はもう誰もがご存知だと思いますが、史上最年少記録を数々塗り替えた天才棋士です。
私も29連勝して話題になった時からファンになり、ずっとその成長を見続けてきました。
特に「将棋の神様がいるとすれば、何をお願いしたいですか?」という質問に対し、 「将棋の神様がいるのであれば、一度お手合わせをお願いしたいです。」という答えをしたことに対しては、その謙虚な姿勢と将棋に対する純粋な思いに対し尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。
対する永瀬二冠も私が大好きな棋士です。
将棋に対するストイックさと実力は将棋に詳しい人なら誰でも知っている実力者でしかも謙虚。
準決勝後のインタビューでは10歳年下の藤井七段に対し次のように語っています。
「最強の方、藤井さんが相手なので、その後のことは全く考えられない状況です。藤井さんに将棋を教えてもらってから、こちらが引き上げてもらった部分がかなりある…というかそれしかないと思っているので。皆様に注目していただける機会に指せるのは幸運ですし、藤井さんに教えていただいている以上は良い将棋を指したいです。こういうご時世でもありますので、皆様に元気を与えられるように一生懸命準備して、一生懸命に将棋を指したいです」
本当に素晴らしいです。普通こんな事言葉にはできません。
中身もないのに自分自身を大きく見せたり、正当化しようとしている輩。
炎上目的で人の迷惑を顧みず、騒ぎまくりお騒がせ行動しまくる輩。
そんな人たちの話題にうんざりしていたので、この二人の将棋に魅せられとても幸せな時間を過ごすことができました。
まさにこの感動は、北斗の拳でケンシロウに敗れたラオウが『わが生涯に一片の悔い無し』といったときに匹敵するかな!
ちょっと大げさか・・・