今日、深谷市役所で『渋沢栄一アンドロイド製作発表会』が開催されました。
制作発表会には、アンドロイド研究の第一人者、大阪大学の石黒浩教授(写真一番左)
をはじめ、アンドロイド制作にあたり寄附をいただいた株式会社ドトールコーヒー 鳥羽名誉会長、
小島市長、アンドロイドを制作する株式会社エーラボ代表取締、そして夏目漱石さんが出席しました。
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私が一番見たかったのは石黒教授。
本当は石黒教授のアンドロイドの『イシグロイド』と二人並んでいる姿を見たかったんですけど・・・
夏目漱石さんは確かによくできているんですけど、本物を見たことがないので、どのくらいしぐさや
存在感が実物に近いのか分からないですからね。
それにしても石黒教授は個性的だったな~!
今回の発表会で一番気になったのが、アンドロイドを二体作る意味がなんとなく分かった事です。
1体目は「論語と算盤」などの著書を元にした講義を行う等の(公的なしゃべり方やしぐさの)渋沢栄一で
栄一記念館に設置される立位、洋装、70歳のアンドロイド。
2体目は日常会話をするどちらかというとプライベートな感じの普段の渋沢栄一で
旧渋沢邸「中の家(なかんち)」に設置される座位、和装、80歳のアンドロイド。
というようにつまり別のパーソナリティー?個性?を持っているという事のようです。
ちなみに声に関しては、残された音声データがノイズや品質の関係で
そのまま使う事が出来ないため、似た声質の声優を探し、
その音声データを基に合成するそうです。
いずれにしてもこの二体のアンドロイドに人間味を感じることができるのか、
それとも1万円札になったただ単にえらい人(虚像)となってしまうのか、
とっても気になるところです。
見に行くのではなく、会いに行く存在になって欲しいですね。