能登半島地震の死者が110人になったと、先ほどニュースが流れました。行方不明の方も含めると、非常に残念ですが、死者はまだ増える可能性があります。命の危険にさらられているすべての方が、一刻も早く救助され、寒さと水や食糧不足の中、避難所で避難している被災者が一日も早く日常生活を取り戻すことを願わずにはいられません。
そのような状況下で、酪農家や酪農関係者がSNSを通じて、被災地の酪農家の状況を発信しています。その情報により、何となく大変なんだろうなとイメージしていた状況が、具体的に伝わってきたことにより、元酪農家の私にはよりリアルにその悲惨な状況が、脳に刻まれてしまいました。人生を共にするペットとは違うかもしれませんが、酪農家にとって乳牛はただの家畜ではありません。すべての酪農家がそうだとは言いませんが、共に生きる仲間であり、パートナーです。もちろん人間の命が優先されることは当たり前ですが、現場にいる酪農家にとって牛の命も簡単に見捨てることはできず、何とかしたいと奮闘していることでしょう。しかしながら、時がたつにつれて状況は悪化し、見捨てざるを得ない状況に。その葛藤はいかばかりか・・・
皆さんに理解してくれとは申しませんが、心の隅にちょっとだけでも、ほんの少しでも気に留めていただければ幸いです。そして酪農を応援していただければ、うれしいです。
そんな思いを込めて・・・
酪農応援歌