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ビーズ展

私の出産体験記(7)


この日の夜勤の助産師さんは、以前私が分娩室でノンストレステストを受けていた時、隣で分娩の介添えをやっていた褒め上手な助産師Cさんでした私は分娩には意味もなく自信があったのですが、Cさんが担当だったのでさらに安心でした

赤ちゃんの頭が下がってきてからは、別の体勢でいきむように指示されました。ベッドに仰向けになり、陣痛が来たら膝を曲げて手で胸の方に引きつけ、お腹を見るような感じで腹筋を使って上半身を少し起こします。そして息を吸ったら止めて、肛門の辺りに細く長く力を入れます。この呼吸法はマタニティスイミングの水中座禅でさんざんやったので得意でしたが、息を吸うのが辛いのは予想外でした息を止めていきむ時は痛みに抵抗できるのですが、息を吸う時は無抵抗に痛みを受ける感じになってしまいます。スイミングでは3秒ずつ吸って、吐いて、吸ってから息を止めたのですが、この時は0.5秒ぐらいしか息が吸えませんでした

助産師Cさんが何度目かに子宮口をチェックしに来た時、人工的に破水させたのか、羊水がドバッと流れるのを感じました。お風呂くらい温かい温度でした10ヶ月も浸かっている赤ちゃんがのぼせないのが不思議です。そして、「なんだかんだで普通に産めちゃうパターンだわ。」と言われましたやっと帝王切開案がなくなり、ホッとしました。

赤ちゃんの頭が見えるようになるとついに「分娩室に行きましょう。」と言われました。隣の部屋なのに、遠かった分娩室…待ちに待った一言でしたこの頃には陣痛の間隔が1~2分になっていて、股に赤ちゃんの頭がはさまっているような感じでした。歩くのは相当大変だったと思うのですが、陣痛室から分娩室へ移動した時の記憶がありません

つづく(次回最終回!)
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