パソコンが家庭に普及してからもう25年(四半世紀)ぐらい経っていると思うのですが、いまだに誰でも使えるツールとして定着していないというか、スキル格差があるように思います。パソコンを仕事で使うことがあったとしても、「できる人」が作ったひな形に入力するだけだと、できるようにならなくて当然だと思います。「生活を便利にするツール」という認識で自ら使う状況がなければ仕方のないことなのかもしれません。
私は実家にパソコンが導入される前からワープロは触っていたので抵抗がなかったし、楽譜の編集や印刷がやりたくて積極的に触っていたので、特にスクールに通ったりハウツー本を読むでもなく、パソコンをいじっているうちにいつの間にか最低限必要なスキルは習得してしまいました。大学卒業後働き始めた時にだけ、パソコンスキルに長けた方が職場にいましたが、その他の職場では私が「できる人」だったので、特に資格などは持っていませんが、聞かれた時にはミニ・パソコン教室をやってきました
今の職場では、すでに「できる人」が1人いて、面倒な書類作成を一手に引き受けてくれているのですが、内部で記入するためのシフト希望表は別の方が担当しています。たまたま一緒に仕事をした日に、今まで手書きしていた罫線の引き方や、曜日の連続入力方法などをお教えしました。
そして先日、「罫線消せない」とLINEが来ました「書式」と返したら「しょせき?ググってみる」と返信…OH、NOたまたま2件仕事が終わって帰るところだったので、急いで帰宅してパソコンを起動させ、説明文と写真を送信
スマホでパソコンの写真を撮ったので画像が見にくいですが、写真編集で赤丸をつけて送りました
どうだと言わんばかりに、次のアクションも念のため写真を送っておきました
そしたらですよ…その返信が
「で?」
だったんですこれ、わかる方にはものすごく衝撃的、いや笑撃的だと思うんですが、いかがでしょう?罫線をいじるツールボックスがどこにあるかわからなかったのかと思いきや
これで解決でした
でもね…私にとって最も衝撃的だったのは、曜日も罫線も全くないものをプリントアウトした写真が送られてきて、「今回はこれで作る(手書きする)」と言われたことです…これじゃ進歩がぁぁぁ~…1回教えてもらったぐらいで身に着かないことはわかっています。彼女にとって、表計算ソフトはまだ「生活を便利にするツール」にはなっていなくてむしろ、「生活を不便にするツール」なんだろうなぁ…。私だったら、入力されると合計数が出るようにしたり(今はプリントアウトして×を手書きしています)、そのデータをシフト組む人にメールで送るとか、シフト組む側だったらそれぞれシフトが何回か自動で表示されるように(多分1個ずつ数えていると思われます)したりとかするんだけどなぁ~。
もどかしい。でも前向きに頑張ろうとして聞いてくれることはなんだかほほえましくて、応援したくなります