はあとふる・えぴそーど３

今日は久しぶりに電車で通勤したのですが、会社の近くの中学校前を通ると、男子生徒が１人、道行く全ての人々に「おはようございます」とあいさつをしていました。

昨年の秋に通った時にも校門前で１人あいさつをしている子がいましたが、きっと別の子でしょう。例年、生徒会長がやることになっているのかもしれません。

反抗期の年頃の子が、毎朝早起きして１人で校門の前に立ち続け、生徒のみならず見ず知らずの通行人にも進んであいさつするなんて、なかなかできることではありません。しかも、口先だけ「おはようございます」を繰り返しているのではなく、１人１人、目を見て、心をこめて声をかけていました。

最初は嫌々やっていたかもしれないけれど、１週間であれ、１ヶ月であれ、こんな経験をした彼は、絶対に人を傷つけたりしない大人になるだろうな、と思いました。彼に負けないくらいさわやかな笑顔（のつもり）で「おはようございます」と答えました。