新聞や車内広告で見かけて読みたいと思った本は図書館に予約するのですが、私が見かけるということは他の人も見かけるというわけで、そういう本は1年ぐらい待たさます
そして、届く頃にはなんで予約したのか忘れています。ただ、本を読まずに本を知るには書評で知るしかないので、おそらくその言葉が刺さったのでしょう。そういう紹介文が書けるのもまた才能だと思わされます
今回借りたのは、もがき苦しみながら、新しい価値観を獲得する物語。クライマックスの高まりに、文面から目が離せないほど吸い込まれました読み終わってから、「ほう、これは…」とまたページをめくってプロローグを眺めるという味わいがありました
文庫本のように薄くて小さくない分持ち歩きづらいけれど、装丁もとても美しくて、「この本を読む」ことの価値を上げてくれています
読み終わってから、続編があることを知ってしまいました…。150人待ちなのですが、届く頃にはどんな話だったか忘れていることでしょう…買えばすぐ読めるけれど、2冊目だけ買うのもな~…