出産立会い

昨日は健診でした。まずノンストレステストで赤ちゃんの心拍とお腹の張りをチェックです。いつもはあいている個室のベッドで行うのですが昨日は万床だったらしく、通された部屋は分娩室そして、ベッドの変わりに分娩台でモニタリングまぁ、何事も起こっていない状態でこんな体験ができることもないからラッキーだったかもと思いながら、分娩室の棚にしまってある医療用品を眺めたり、分娩台のグリップや足置きの位置を確認したりしながら過ごしました。

最初のうちは入院中の赤ちゃんの沐浴で平和な空気が流れていたのですが、ほどなくして助産師さんにしがみつきながら妊婦さんが入ってくるのがカーテンのすき間から見えました。「恐いよ～」「痛い～」「苦しい…」とかなりパニック状態のご様子。私もあんな風になっちゃうのかしら？と思いながらも、「泣かないの」「いきむの上手ね～」「みんなついてるから大丈夫よ～」などと、子どもをあやすような助産師さんたちの言葉に笑いそうになりました

初産の私を心配して、スタッフが何人か「修羅場の隣で大丈夫？」「恐くなっちゃわない？」とのぞきにきてくれましたが、「勉強になります」と答えました。実際こんな経験はなかなかできないので、できれば生まれるまでいたいと思っていました。

赤ちゃんの髪の毛は見えている様子でしたが、一晩陣痛に耐えたらしい妊婦さんはかなり疲れているようで、何度も弱音を吐きまくっていました陣痛の合間に、立会いの旦那さんが助産師さんに「赤ちゃんの頭見えてるから見てもいいわよ～、無理にとは言わないけど。触っても大丈夫よ。」と言われ、恐る恐るのぞいたようです。「おぉ…」と声がしました。

そしていよいよ佳境に入り、赤ちゃんが出てきた時のための支度が整えられました（腰の下に何か敷いたり、何かの機械を用意したりする音がしました）。そこでやっと先生登場先生は「次の次（のいきみ）で産むよ～」と言ったのですがその後やってきた陣痛で2回いきんだだけでは産まれませんでした。次の次の陣痛でやっと「あ～出てきたよ～」という声がして、すぐに赤ちゃんの産声が聞こえました。

映画やドラマでも泣けるのに、リアルな出産の一部始終を横で見届けて（聞き届けて？）しまったので、あふれ出す涙をどうすることもできませんでした（思い出すだけで泣けます）カーテンに囲まれた空間で一人泣いていたらスタッフが来て「あら～、大丈夫？感動しちゃった？」と声をかけられましたが、首を縦に振るので精一杯。「mimiさん感動して泣いちゃったよ～」と言いながら出て行って、ティッシュを大量に持ってきてくれました

そしてノンストレステストも終了。今回はなかなか終わりませんでした。というのも、ぴょこたんがグーグー寝ていたからです（赤ちゃんが起きている時の状態を調べるための検査らしい）スタッフが2回ほど起こしにきて、その時だけ少し動いたのですが、最後の最後にやっとモソモソ始めたぐらいで、ほとんど寝続けていました（大物か）。おかげで出産に立ち会うことができたのですが、先週確認された陣痛の張りはありませんでした。検査終了後にお目覚めになったようで、いつものどっかんどっかんが始まりました

その後診察。エコーでは頭が骨盤に入ってきているようで、「出血してる（＝おしるしが来てる）んじゃない？」と言われました。毎日今か今かとそれを待っているのですが、全くもって出血はありません…。画面上で頭が欠けてしまうので、もう体重の正確な数値（と言っても推定ですが）は出せないそうです。それを聞いて、散歩効果で経過が進行していることを期待しながら内診を受けましたが、子宮口は全く開いていないとのこと先生もちょっとビックリしていました。

先週の感じでは、この週末に入院するように言われるかと思っていましたが、そんな話にはならず、ちょっと拍子抜けううう～、この重いお腹と辛い散歩に耐える修行はまだ続くのか…