警視庁捜査一課9係
毎週水曜 よる9時
ストーリー
第5話「嘘つき女殺人」
2015年5月27日(水)よる9:00~9:54放送
アイドルグループ「ピンク・トマト」のナンバーワン・若菜(吉岡里帆)が、ナイフで襲ってきた男を刺し殺してしまったと110番してきた。青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)の調べで、殺された広人は2番人気のクルミのファンだったとわかる。広人はクルミを人気投票で1番にするために若菜を襲ったのか? とすると、若菜は正当防衛?
一方倫太郎(渡瀬恒彦)は、広人の服についていた粉が気にかかっていた。直樹(井ノ原快彦)の調べで小麦粉と判明するが、現場近くのピザ屋のものでも、胃に残っていたたい焼き屋のものでもなかった。
しかし、凶器のナイフから広人以外のB型の血液が検出され、状況は一変する。事件現場に、広人でも若菜でもない第三の人物がいた可能性が出てきたのだ!
青柳と矢沢は、クルミの父・昌志(せんだみつお)が「若菜を殺す」と書き込みをしていたことを突き止めた。だが、昌志は犯行を否認、若菜が恋愛禁止のルールを破って男性と付き合っていることをクルミから聞き、脅迫しただけだという。
では、事件に居合わせた第三の人物とは若菜の恋人か? 志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は若菜に当たるが、彼女は頑なに口を閉ざしたままだった。
直樹の捜査で、現場近くに止まっていたスポーツカーが大御所俳優・樋口栄太郎(国広富之)の息子、二世タレントの栄のものだとわかった。樋口一家は皆B型だという。若菜の恋人は栄なのか? アイドル生命に関わるから沈黙を保っている!?
一方、倫太郎は広人が現場近くのたい焼き屋で、2時間も店主のたい焼き作りを見つめていた事実をつかむ。
正当防衛か、過剰防衛か、それとも殺人事件か? 事件は、被害者の不可解な行動とともに迷走していく…。
ゲスト
樋口栄太郎…国広富之
丸岡若菜…吉岡里帆
田畑昌志…せんだみつお
キャスト
加納倫太郎(かのう・りんたろう)……渡瀬恒彦
警視庁捜査一課9係係長。階級警部。
部下達からは「昼行灯」とか「神出鬼没の狸オヤジ」と呼ばれている。
捜査の指揮を執る係長の身でありながら、どこかをほっつき歩くため『捜査をしない指揮官』と周囲から見られている変わり者だ。
何を考えているのか分からない言動が多いが、それにはすべて『彼なりの理由』があることに後になってから周囲の人々や視聴者にはわかる。
上司の娘と結婚し、一子を儲けるが、捜査に没頭するあまり離婚。
その後元妻は他界し、娘・石川倫子(みちこ)からは長らく敵視されていたが、最近やっと和解した。とはいえ相変わらず距離を置かれている。
それ以外のプライベートは謎だらけ。
浅輪直樹(あさわ・なおき)……井ノ原快彦
警視庁捜査一課9係刑事。階級巡査長。
加納倫太郎とコンビを組む若手刑事。
見た目も言動も今時の若者だが、実は正義感が人一倍強く、曲がった事が大嫌い。頭の良さや運動能力に関しては二十代で捜査一課に抜擢されただけのことはある。
倫太郎の娘・石川倫子とつきあっており、前シーズンでは倫子が味覚障害になり、別離の危機を迎えたが、二人の力で乗り越え、絆はさらに深まった。パティシエール復帰を目指す倫子に、直樹は…!?
小宮山志保(こみやま・しほ)……羽田美智子
警視庁捜査一課9係刑事。階級警部補。
9係の紅一点。だが、そういう扱いを最も嫌う女性。
男性社会で男に負けじと肩肘張って生きてきて、気がつけば三十路を超えていた。
立ち止まると自分の人生を振り返り、『私は何をしているのだろう?』と後悔をしてしまうので、ひたすら走り続ける。
いくつもの恋に破れ、結婚に関しては現在あきらめの境地に。どうやら仕事に生きる女として覚悟を決めたようでもある。主任として9係の“猛獣たち”をまとめざるを得ないため、最近では風格が漂ってきた。
村瀬健吾(むらせ・けんご)……津田寛治
警視庁捜査一課9係刑事。階級警部補。
大学卒業後、ノンキャリアとして警視庁に入るが、自分の能力はキャリア以上と信じて疑わない自信過剰の男。
実際、頭の回転はよく、品行方正で、何をやってもそつのないエリート刑事である。
出世の事しか頭にないようだが、実は熱い刑事魂を内に秘めている。
出世の足がかりにと警察官僚の娘・安西つかさと婚約したが、彼女のほうが仕事に目覚めてしまい婚約解消。それ以降、性格が歪んできたと言われている。
警視庁捜査一課14係係長の経験はあるが、部下の刑事の不祥事により辞職を決意。しかし、加納倫太郎に9係に必要だと説得され、9係に再び配属された過去を持つ。主任になったことで志保を見る目が変わり、最近熱い視線を送っている。
青柳靖(あおやぎ・やすし)……吹越満
警視庁捜査一課9係刑事。階級警部補。
反骨精神の塊のような男で、金持ちと上流階級が大嫌いな皮肉屋。
完璧主義者と自分のことを思っているが、コンプレックスを常に抱えた生き方はかなり不器用。『俺はこんな位置でくすぶっている器ではない』と思い込んでいる。
同居している恋人の垣内妙子は、かつてヤクザに覚醒剤漬けにされていたところを青柳が救出した。それゆえ麻薬関係の事件には過剰に反応する。妙子との関係をよく思わない警察組織のなかで、刑事という職業を巡り葛藤することも。
矢沢英明(やざわ・ひであき)……田口浩正
警視庁捜査一課9係刑事。階級巡査部長。
持ち前の大らかな心で、コンビを組む変人青柳を受け止めて、聞き役やサンドバッグに徹することも出来れば、時には厳しく叱ることもできる。
妻の矢沢早苗は売れっ子の漫画家。休暇は妻のアシスタントを務め、捜査の似顔絵などでもプロ級の腕前を発揮するなど多才。
早瀬川真澄(はやせがわ・ますみ)……原沙知絵
東京都監察医務院に勤務する監察医。
事件遺体に関する臨床例を求めて大学の法医学研究室から転職した法医学者。その動機はどうやら近親者の不審死らしいが、詳細は明かされていない。
遺体に関する徹底的なプロフェッショナル。度が過ぎて生身の人間より遺体とのコミュニケーションを大切にする変わり者。
女同士、そして友達がいないもの同士、志保とは仲が良い。
石川倫子(いしかわ・みちこ)……中越典子
パティシエール。加納倫太郎の実の娘。
直樹と出会い、好感を持つが、亡き母を苦しめた父・倫太郎を恨むが故、警察官が大嫌い。母の旧姓を名乗っているのもそれが理由。父と和解したとはいえ、距離を置いている。直樹とは互いの仕事を尊重するあまり、なかなか結婚まで行き着かない。自宅マンションが火事になったり、味覚障害になったりとトラブル続きで、二人の愛の道は険しいものに!?
神田川宗次朗(かんだがわ・そうじろう)……里見浩太朗
警視総監。
国会議員の力を利用してでも、内閣危機管理監の座を狙う野心家。すべては日本という国を守る、という大義を実現するため。自らキャリアであることを誇りにしており、倫太郎の存在すら知らなかったが、警視庁生活安全部長である関口麗子の進言により倫太郎を利用しようと企んでいる!?
スタッフ・音楽
脚 本
深沢正樹
岡崎由紀子
真部千晶
瀧川晃代
徳永富彦
ハセベバクシンオー
音 楽
よしかわ きよし
主題歌
V6「Timeless」
2015年5月8日(金)発売
V6 デビュー20周年突入シングル「Timeless」収録曲
監 督
杉村六郎
新村良二
長谷川康
吉田啓一郎
ほか
ゼネラルプロデューサー
松本基弘(テレビ朝日)
プロデューサー
峰島あゆみ(テレビ朝日)
金丸哲也(東映)
中尾亜由子(東映)
制 作
テレビ朝日
東映
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