鬼人幻燈抄 明治編 夏宵蜃気楼/中西モトオ
明治十年(1877年)。甚夜は思春期を迎えた娘の野茉莉との接し方に手を焼く日々をおくっていた。そんな中、すっかり鬼そばの常連客になった染吾郎が百鬼夜行の噂話を仕入れてくる。夜毎、京の町を練り歩く数多の怪異――その中心にいたのは五年前、甚夜と兼臣が対峙して苦戦を強いられた鎖を操る鬼女だった。いよいよ災厄の女、マガツメが動き出す。大人気和風ファンタジーシリーズの第六巻。
京の町を練り歩く百鬼夜行―その中心にいたのは、五年前に甚夜が苦戦を強いられた鎖を操る鬼女だった。和風ファンタジーシリーズ第六巻!